2月27日(木)
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城の朝食は充実の品揃え。
特に高級志向でもなくバジェット派の私たちですが
ブランドの安心感というのはこんなところに現れるんですね。
玉子を焼いてくれるシェフに「スクランブル、ワン」と言ってた夫。
おいおい、ここは日本やで![]()
まあそれくらい外国チックでありました。
品数豊富でも結局食べられるのは頑張ってもこれくらい。
もりもりお代わりできる若い胃がうらやましいわ。
これなら毎日朝食を付けなくても良かったんじゃないかと
みみっちいことを考えたりする…![]()
朝食会場から見える那覇の町並み。
お天気も上々、さて出かけるとしましょう![]()
車ですぐの首里城公園に向かいます。
かの有名な守礼門、28年前にも見たはずなんだけど思い出せない。
でも確かに優雅なプロポーションを持つ美しい建造物です。
出ました、世界遺産マーク。
〈琉球王国のグスク及び関連遺産群〉として
2000年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
首里城公園はめちゃめちゃ広いです。
そのうち有料なのは首里城正殿エリアだけであとは無料。
近所に住んでいれば朝夕いつでも散歩し放題なんですね![]()
守礼門から緩やかに上がっていくと現れるのが歓会門。
ここからはすべて重厚な石造りの門が続きます。
見事に咲き誇っているのはブーゲンビリア。
案内スタッフのおじさんは琉装という琉球王国風の装い。
赤い帽子が琉球石灰岩の城壁によく似合ってかっこいいです。
カーブした城壁に沿ってたくさんのソテツがニョキニョキ。
これまた日本のお城にはあり得ない風景です。
振り返ると那覇の町並みの向こうには東シナ海が![]()
そうなんだ、ここから見えるのは太平洋じゃないんだね。
美しい赤瓦の建物は系図座といって氏族の家系図を管理していた役所。
現在は首里城茶屋として無料休憩所になっています。
奉神門という弁柄色の門があり、ここからが有料区間。
大人400円という入場料は昨今にしては破格のお安さだと思います。
琉球王国の王城である首里城は14世紀末の創建。
1879年(明治12)沖縄県設置とともに廃城となりました。
太平洋戦争の沖縄戦で焼失、その後1989年に復元に着手し
首里城公園のシンボルとして創建当時の姿を蘇らせました。
しかし残念ながら2019年、火災によりまたもや正殿は焼け落ちます。
現在は国内外からの支援を受け
〈見せる復興〉をテーマにした復元工事が行われています。
ガラス越しに復元作業を見学するというレアな体験ができます。
正殿の屋根をこういう角度から見られるのも今だけ。
技術者さんたちの努力と熱意がひしひしと伝わってきて
2026年の完成した正殿を是非見てみたいと思いました。
言いましたっけ、私、28年前に首里城を訪れているんですよね。
な~んも覚えていないニワトリ頭でお恥ずかしい![]()
首里城の東端〈東のアザナ〉という展望台。
東は陽の上る方向ということで〈あがりのアザナ〉と読みます。
素晴らしい眺望とカーブを描く石垣の美しさが現実とは思えない。
南国らしい真っ赤な花が咲いていました。
多分ハイビスカスですよね![]()
イメージしている形とはちょっと違うけど…
首里城の周辺にはまだまだ歴史的文化財が。
円覚寺は1494年に創建された沖縄における臨済宗の総本山で
歴代国王の菩提寺であったところ。
沖縄戦で破壊された後、総門や池などが復元されました。
池に架かる放生橋は往時のもので国の重要文化財に指定されています。
佇まいがやはり日本の寺院とは違って、韓流ドラマに出てきそう。
円覚寺近くの円鑑池に浮かぶ弁財天堂。
これもまた日本的な雰囲気は全く感じられないお堂です。
私の知っているどこの国でもない、それが今は無き琉球王国なんですね。
池の周りには一風変わった形状の水鳥がたくさんいます。
どこかで見たことがあるな~と思ったら
スリランカのキャンディ湖の畔にいたバリケンという水鳥です。
家禽として南米から輸入したものが野生化し繁殖したらしい。
やっぱりここは日本じゃないよなあ…![]()
琉球王国という国が今でも存在したら、アジアの歴史と地理は
どう変わっていたんだろうな~と思わせる首里城の壮大な姿。
石垣に沿ってずっとお散歩していたい素敵なお城です。
次回に続く…
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