前回の続き。
ホテルにチェックインしてすぐに出かけました。
今日は土曜日、これから端午祭のパレードが始まるのです。
スタート地点は七事堂と呼ばれる朝鮮時代の役所跡。
農楽(ノンアッ)のグループが集合してスタンバイしています。
これは地元の女性たちのグループのよう。
記念写真を撮りあったり和気あいあいでお祭りを楽しんでいる様子に
見ているこちらも嬉しい気分になってきます
7時スタートのはずなのに実際にパレードが始まったのは8時近く。
江陵時間とかあるんかい、聞いてないよ～
でも6月の宵はなかなか暮れず、いつまでも明るい。
大通りをいくつもの農楽グループや地元のグループが練り歩きます。
ソウル・曹渓寺の燃燈祝祭のような大規模なものではないけど
大地から生まれたような力強いパワーを感じる行進です。
太鼓の音、鉦の音、笛の音、そして観客の手拍子と掛け声…
こういった韓国の伝統芸能の雰囲気が大好きです。
リズムに合わせて自然と身体が動き出します
パレードについて歩くのは程々にして晩ごはんのことも考えないとね。
あれ、ちょっとした広場のようなところがあって屋台が出ています。
端午祭の会場ではないはずなんだけど…
ここはお祭りとは関係なく、夏の季節、週末の夜に出る夜市でした。
食べ物屋台以外にもアクセサリーや小物の屋台が並んでいます。
月花(ウォルファ)通りといって、KTX開通に伴い地上にあった線路が
地下に埋設され、その跡が広々とした遊歩道に生まれ変わりました。
路上に映し出されるネオンサインが韓国っぽくっていい感じ
見上げると、頭上にもカラフルな明かりが灯っています。
お祭りでなくても素敵な散歩道なんだなあ…
刻一刻と色を変えるキューブ状の提灯が美しすぎる…
しばらくうっとりと眺めてしまいました
光る風船がふわふわと夜の闇に浮かび上がって幻想的
市場の入口らしきものが見えたので行ってみました。
アーケードが続く中央城南伝統市場。
閉まっている店が多かったけどテイクアウトの人が並んでいます。
Youtubeによく出てくる行列のできるコロッケ屋さん。
オムクという練り物を包んだコロッケで、食べてた人の反応が？だったので
並んでまで買う気はありませんでした。
基本、練り物がそんなに好きではないんだよね…
この市場で人気なのはテイクアウトのタッカンジョン
皆さんファミリーで大きな箱をぶら下げて帰っておりました。
とにかくどこかお店に入って落ち着きたい、
ということで土地勘のない夜の町をしばし彷徨う。
歩き疲れた頃、裏通りになんとなく良さげなお店を発見しました。
パスタとトンカツとチムタク、という不思議なメニューのお店。
(外観写真撮り忘れ
)
なぜかサービスにインジョルミトックが出てきました。
そのまんま〈きなこ餅〉美味しかったです
でもこれってデザートではないのかね？
注文したのはチムタク
安東(アンドン)の郷土料理で鶏肉とジャガイモや春雨を甘辛く煮込んだもの。
2011年に安東の仮面劇祭へ行った時に初めて食べたので懐かしいです。
このお店では小さめのマンドゥやゆで卵も入っていました。
唐辛子の辛さは強くなく、煮詰めたすき焼きのようでご飯によく合う。
日本人が絶対好きな甘辛味なのでいくらでもお箸が進みます
それにしてもすごいボリューム、これで小(約2人前)なんですよ。
頑張って食べたけど完食は無理だった
今日は朝から1日中移動で疲れました。
遠くから太鼓の音が聞こえてくるような気がしましたが
お祭りは明日のお楽しみにしてとっととホテルに帰ることにします
次回に続く…
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