前回の続き。
1月25日(木) チェンマイ11日目。
いよいよ最後の日になりました。
ホテルのチェックアウトを済ませ、荷物を預けて出掛けます。
ワット・ウモーンでの帰り道の教訓があるので
今回はしっかりとソンテウをチャーターして向かいました
目指すはワット・プラタート・ドーイカムです。
有名なワット・プラタート・ドイステープにはもう2回行ったので
タイ人が最も信仰しているというドーイカム寺院に来てみました。
ドイステープの方はいつも外国人観光客で溢れかえっていますが
なるほど、こちらで目につくのはほとんどが現地の人です。
まず目に入ってきたのは露座する巨大な仏さま。
高さは約18ｍ、奈良の大仏さまとほぼ同じ大きさだそうですが
置かれている環境があまりに違うためスケール感がピンとこない
色白でもち肌、青空を背負って堂々たる存在感を示しています。
大仏さまの前のちょっとした広場にはいろんな像が並んでいます。
なぜか大きなゴリラが空を睨んでいて、隣には金色の仏像…
ゴリラの隣には象さんもいます
マリーゴールドの花輪を掛けてもらって喜んでいるみたいです。
祠の前にあるのは巨大なドリアン…え？
思わず二度見してしまいましたがやっぱりドリアン。シュールだ
更にその先にはなぜか公衆電話の入っていない赤い電話BOX
ビュースポットらしいのですが絶景をBOXから眺めるのか
…謎は深まるばかりです。
こちらの祠には半身が白く半身が青いヒンドゥー教の神さまが。
4本の手にいろんな物を持っているのでヴィシュヌ神でしょうか…
とにかく仏教寺院のはずなのに多様性ありすぎです。
また別の小さな建物の中ではご婦人たちが歓談されています。
いったいどなたなんでしょうね
リアルな僧侶の像もありもう何が何やらわかりません。
本命の仏さまに向かうことにしましょう。
民族衣装のモン族の女性たちが揃ってお参りに来ていました。
金色に輝くチェディ。
ドイステープ寺院のものとそっくりですがかなり小ぶりです。
こちらがワット・ドーイカムで最も厚い信仰を集めている
ルアン・ポータンジャイという仏さまです
何でも願い事を叶えてくれるというのでえらい人気ぶりです。
ジャスミンの花輪を供えてお参りするのが習わしなので
祭壇は大量のジャスミンで溢れかえっています
なんだか今にも歩き出しそうな妖怪っぽい姿になってますけど…
金庫がそのまんまお賽銭箱になっているのもなかなかのアイデア。
この合理性、日本でも取り入れてみてはいかがでしょうか？
更に進むと一気に視界が開け、広いテラスに出ました。
ドイステープのテラスより小さいけど眺めは最高です。
ここにも電話BOXがあり、ファンシーなオブジェが並んでいます。
紅葉(?)の横でポーズを取るのがインスタ映えなのか
お星さまのオブジェ、夜にはライトアップされるのかも
クマちゃんとかお花のベンチとか可愛いキャラが勢揃いしています。
これはもうみんな大好きテーマパークですね
これが正式な参道らしいですが見る限り誰も歩いていませんでした。
おそらく皆さん車でやって来るんでしょうね。
それにしてもチェンマイを一望、素晴らしい眺めです。
もちろんお寺ですからちゃんと仏さまもおられます。
こんなところで昼寝したらさぞかし気持ちがいいでしょうね。
前に並んでいるのは十二支の守り本尊…と思ったんですが
よく見たらばらばらの何でもありで、ま、いいか…
すっくと立って我々に光を与えてくれる仏さまもおられました。
この仏像は山の麓からもよく見えて目印になります。
背が高すぎて写真にうまく入らず苦心します。
ちょっとしゃがんで、とも言えないしね…
こういう金の玉が7つ並んでいて皆さん金箔を貼っています。
どんなご利益があるのかさっぱりわかりませんが
私も真似をして金箔を買い、順番に貼ってみました
仏さまにもペタっと貼ってみます。
お賓頭盧さんじゃないけど良くしてほしいと思うところを重点的に。
もちろんお顔にしましたが、無理です、という声がどこからか…
ひと通りお参りを済ませて出てくると現れるのは宝くじ売り場。
ここで買ったらご利益ばっちり、に決まってますよね
その割には買ってる人いなかったけど…
かっこいい龍を描いた大きな鐘が掛かっていました
こちらでは叩くのではなくて真ん中の出っ張りをなでなでして鳴らします。
山の上からはるかに響き渡る聖なる音色です。
最高に面白かったワット・プラタート・ドーイカム。
ご本尊さまのカレンダーを買って帰ったので
今年一年守って頂けることになっております
次回に続く…
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