前回の続き。
1月24日(水) チェンマイ10日目。
今日の朝食はカイガタにしました。
アルミパンに目玉焼きを中心にしてハムやソーセージを並べた
タイスタイルの西洋風朝食です(ややこしい)
チェンマイのソーセージは種類豊富で美味しいんです。
宿の近くにランドリーを見つけておいたので
出かけるついでに溜まった洗濯物を持って行きました。
1Kg60THBなので最初のホテル周辺よりはちょっと高いかな…
でもこういう量り売り(?)のランドリーは本当にありがたいです
朝持っていけば夕方には出来上がります。
乾季の晴れた空の下、お気に入りのお寺を歩いて回ってみます。
旧市街城壁の北側にあるワット・ロークモーリーは
小規模ながらも見事なランナー様式の建築を今に伝える寺院です。
小さなアーチ型のこれが正式なお寺の山門。
レンガに漆喰で繊細な装飾が施されていて実に美しいです。
門をくぐると真正面に見えるのがランナー建築様式の本堂。
三層に重なった漆黒の屋根を持つ総チーク造りの優美な建物です。
屋根の下の装飾も実に細かくて美しい。
白と黒のモノトーンの対比がかっこよくて見とれてしまいます
渋めの内装の本堂には黄金に輝く御本尊が。
お布施を竹の棒に挟んで挿すのはどこのお寺にもありますが
ここのはまるでウェディングケーキみたいで微笑ましすぎる
天井の装飾も実に素晴らしいです。
ずっと見上げていると首がおかしくなりますが…
侘び寂びを感じさせる本堂の漆黒の屋根と奥に見えるチェディ(仏塔)
この角度からの2ショットが大好きです。
チェディは1528年プラ・ムアンケートカラオ王の時代に作られたもので
仏塔の中には同王の遺骨が納められているそうです。
1959年にタイの文化庁により国の伝統文化財に指定され
伝統建築を学ぶ教材としても紹介されている名塔なのです。
近くまで行くとコーム(提灯)に混じって色とりどりの幡(ばん)が翻っています。
幡とは法要などの仏教儀式の際に飾られる旗や幟のこと。
裏表に十二支の絵柄が金色で描かれカラフルでとってもきれいです
こちらのチェディではユニークな参拝の作法があります。
暑くてお釈迦さまも喉が渇いておられるでしょうから
滑車に取り付けられた鳳凰が塔の上のお釈迦さまに水を運ぶのです。
水の入った竹筒がぶら下がっているのが見えますよね
水を捧げる人はこうやって紐を引っ張り、滑車を動かして行きます。
お水にはジャスミンの香りがついているそうです。
結構力がいるようですがずっと順番待ちの列が出来ていました。
青空の下をお釈迦さまに向かって一直線に進む健気な鳳凰さん。
到着すると〈ししおどし〉の要領でカッタン、と
竹筒のお水が注がれる仕組みになっています。
眺めているだけでとっても楽しいです
ワット・ロークモーリーの裏口から出るとナレースワン大王像が。
映画化されるほどの伝説のスーパーヒーローであり
チェンマイで亡くなったとされているのであちこちに像があります。
ワット・ロークモーリーを後にして
お堀に掛かる小さな橋を渡り旧市街に戻ります。
南国のお花があふれる可愛い木の橋です
遠目にもよく見える露座の大仏さまへお参りにいきましょう。
ワット・ラーチャモンティアンというお寺です。
メジャーではないけれど密かにおすすめのスポット。
本堂の仏さまがとにかくキュートでおしゃれなんです
観光客も多くないのでゆっくりのんびりするのには最高。
信者さんのお邪魔にならないよう隅のベンチで涼ませてもらいます。
個人的にはご本尊のアクセサリーがゴージャス過ぎてツボ
ネックレス・ブレスレット・5本の指全てにキラキラのリング
ゴールドのネイルもキマってますね～
お隣には塀の上にずらりと金色の馬の像が並んだお寺があります。
名前がわからないので馬のお寺と呼んでいます。
ここからお堀沿いを走るソンテウを眺めるのが楽しいです。
陽が高くなってきたのでそろそろホテルに戻りましょうか…
路地を歩くと、道端の普通のお家にバナナが生っていました
特にルートも決めずに気の向くまま旧市街をぶらぶら歩くのが
チェンマイ滞在の醍醐味ですね。
次回に続く…
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