前回の続き。
3軒目のホテルにチェックインした夜
旧市街を代表する名刹ワット・チェディルアンへ向かいました。
以前は堂々と(?)正面から入れたんですが
現在は横の方の小さな入口がチケット売り場になっていて
入場料50THBを支払わなければなりません。
9年の時の流れを感じました
夜に訪れるのは今回が初めて。
ライトアップされた境内は人の姿も少なめで落ち着きます。
このお堂は女人禁制。
女性に見せてはマズい物でもあるのかと余計に興味が湧くわ～
ワット・チェディルアンは、1391年メンラーイ王朝第7代の王が
亡くなった父を偲んで建立したといわれる寺院。
同じく旧市街にあるワット・プラシンと並ぶ格式の高さを誇ります。
チェディは仏塔、ルアンは大きいという意味なので
文字通り大きな仏塔の寺になります。
仏塔は1545年の大地震で先端が崩れ、後に現在の形に修復されました。
創建当時のパーフェクトできらびやかな姿にしなかったことで
より風格ある堂々たる威容になったのではないでしょうか。
滅びの美、という感性を持った日本人にはインパクトあるこの外観。
他のお寺は全部同じに見えるけどここだけは印象に残ってる、
という観光客も多いようです。
チェディのまわりはきれいな正方形。
四面に石段がありその前をナーガがしっかり護っています。
石段が崩れて単なるスロープになってしまっている面もあります。
チェディの中には四面にちゃんと仏さまがおられます。
金色に輝いてとても美しい
これは夜のほうがよく見えていいですね。
境内には涅槃仏もおられます。
英語ではリクライニングブッダなんですね。
亡くなってるわけじゃないんだ…
青く光る仏さまもおられました。
心の中を見透かされるような眼光が鋭いです。
お月さまが見下ろす巨大なチェディ。
宇宙から見ると日本もタイも1つの地球の中の点にすぎないでしょうね。
基壇には象さんがずらり。
元々は全体に並んでいたはずですが今では一部分だけになりました。
石の中から飛び出して来るみたいでとても可愛いです
見る方向によってその姿を変えるチェディ。
お昼なら屋根の上に草が生えているのが見えたりしてまた楽しいです。
境内の銅羅や鐘は自由に撞いてOK
音を出すことで仏さまに帰依していることをお知らせするのです。
ワット・チェディルアンを出てぶらぶら歩き。
どこかで晩ごはんを…と思っていたらこんな看板が。
ピントー、というタイのお弁当箱のイラストが描かれています。
完全オープンエアーの店内には野趣のあるバンブーシェイド
壁にはカラフルな花柄の琺瑯皿が飾られていてなんかいい感じ。
表通りのにぎやかなレストランとは違って
静かに過ごしたい一人旅のファランが多いような印象です。
気になったピントーセットを注文。
黄色い琺瑯の三段重ねのお弁当箱にマッサマンカレーが入っています。
写真を撮る前にうっかり手提げの枠を外してしまって
また嵌めようとしたけどうまく行かず四苦八苦
そこにお店のご主人が参戦してきて器を傾けたもんだから
中のカレーがこぼれてテーブルがびちょびちょに～
まあこれもタイ人の優しさか、と妙なほのぼの感もあったりして…
ピントーの中はマイルドなマッサマンカレーとご飯と目玉焼き
他にソムタムとパッタイも注文してお腹いっぱい。
タイティーとグアバジュースで合計399THBでした。
お店の外にこんな幟があったので撮っておこう。
ピントーの枠を正しく取り付けたところです。
チェディが放つオーラの中で不思議な晩ごはんでした。
夜のラチャダムヌン通りは昨夜の賑わいが嘘のよう。
ワット・プラシンの前を通ります。
こちらも昼間とは違った幻想的な光に包まれていました
リム・ウィアン・ホテルに戻ってきました。
あたりは静かな住宅街、白く浮かび上がる今宵の我が家です。
チェンマイ観光の白眉でもあるワット・チェディルアン。
何度来ても新しい感動に出会える素晴らしい寺院です
次回に続く…
追記：
このブログをアップしたら〈800件目の投稿おめでとう
〉と
Amebaからお祝いが届きました。
1000件目の投稿ができるようにこれからも頑張りたいと思います
布音のブログにようこそ。
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