前回の続きです。
ホテルをチェックアウトして向かった先は日本初のオープンエアーミュージアム
1969年開館の〈箱根 彫刻の森美術館〉です![]()
私たちはオープンして間もなくここを訪れたことがあるんですよね。
だからもう半世紀以上前のことになります。
エントランスってこんなんだったかなあ…
以前のことが全く思い出せないです![]()
トンネル状のゲートをくぐり抜けるといきなり視界が開けます。
高原のゆるやかな高低差を利用した広大な敷地に
野外彫刻やオブジェが約120点常設展示されています。
まず本館ギャラリーの屋内展示を見てから、いよいよ野外に。
いきなり岡本太郎の〈樹人〉がお出迎え![]()
ブールデルの〈弓を引くヘラクレス〉![]()
国立西洋美術館のお庭にもありますよね。
恐ろしいくらいの筋肉美にドキドキします![]()
大空に向かって思い切り弓を放ったら気持ちいでしょうね。
インパクト大のオブジェ、ラランヌの〈嘆きの天使〉
涙が溜まって小さな池が出来たんでしょうか…
それにしては無表情なのが逆に気にかかる![]()
ヌリカベみたいな土田隆生の〈風韻〉
何かに驚いている人の表情がリアルです。
後方には本当に空を飛んでるような、カール・ミレスの〈人とペガサス〉![]()
今日はお天気にも恵まれ、山々の姿が美しい。
なだらかな丘の中央に佇むのは、オシップ・ザツキンの〈住まい〉
夏に訪れると緑の芝生が一面に広がっているはず![]()
あ、これは見たことある![]()
新宮普の〈終りのない対話〉
風を受けた2枚の羽が緩やかに大空を舞っています。
50年以上元気に動いていたんだね。ちょっと感激![]()
このあたりの作品群はどうやらオープンからの古参らしい。
くねくねと動き続ける伊藤隆道の〈16本の回転する曲がった棒〉
アルナルド・ポモドーロの〈球体をもった球体〉
半世紀前の作品なのに少しも古さを感じさせないのがすごいです![]()
これは覚えていないんだけど以前からあったのかなあ…
なんとも可愛い目玉焼きのベンチです![]()
ちょうど箱根登山鉄道の電車が通ったので皆さんカメラを向けてます![]()
まるで空に浮かんでいるようなカール・ミレスの〈神の手〉
本当はこれは裏側なんだけど
手の骨格や静脈がリアルでこちらのほうが好き![]()
前後どちらから見てもお尻のシマウマさん。
ほっこりしながらギョッとする![]()
可愛いけどちょっと怖い。
美術館敷地のかなり奥までやってきました。
そそり立つ高さ18メートルの円形の塔。
ガブリエル・ロアールの〈幸せを呼ぶシンフォニー彫刻〉です。
中央にらせん階段があり屋上まで上れます。
外見からはわからないステンドグラスから差し込む光が神々しい![]()
ちょっとしんどかったけど屋上からの眺めも最高![]()
広場には早咲きの桜がもう満開でした![]()
飯川雄大の〈ピンクの猫の小林さん〉が木の陰から覗いています。
丸太広場のカフェではillyアートコレクションとして
コーヒーカップによるインスタレーションを展開していました![]()
すごいね~コーヒーってアートだなあ~![]()
彫刻の森美術館の目玉、ピカソ館です。
手前に立つのはフェルナン・レジエの〈歩く花〉![]()
ピカソ館は撮影禁止なので画像はありませんが見応えたっぷり。
特に陶芸作品は50年前にもポストカードを買ったのを思い出しました![]()
〈ネットの森〉と〈星の庭〉
子どもたちが遊べるプレイングアートになっているようです。
息子夫婦とレストランで待ち合わせているのでこの辺りは急ぎ足です。
いやあ~時間がいくらあっても足りません![]()
懐かしいアートがもう一つありました。
空からぶら下がる井上武吉の〈my sky hole〉です。
カメラを向ける自分の姿が映り込む不思議な球体![]()
箱根の青い空の下、みんな楽しそうに見上げていました![]()
50年以上ぶりに訪れた彫刻の森美術館。
作品が少しも色褪せていないのにびっくりしました。
スタッフの皆さんのメンテナンスの努力と
アートの持つ普遍性をつくづく感じる貴重なひとときでした![]()
次回に続く…
布音のブログにようこそ。
にほんブログ村のランキングに参加しています。
記事がお気に召したら下の画像バナーをCLICK![]()
応援していただけたらとってもうれしいです![]()

















