10月も終わりに近づき、秋が深まってきました。
先日帰宅した夫はどうやら奈良の空気に飢えていた(?)様子で
とにかくどこかへ行きたいと南に向かいました
葛城古道を目指して御所市を走っていたところ
なんの変哲もない田舎道になにやら人が集まっているのを発見
洒落っ気ゼロのこんな看板に引き寄せられて車を止めました。
時刻はちょうどお昼過ぎ
知る人ぞ知る行列のできるお店なのではないでしょうか…
建物はログハウスと言っていいのか、ちょっとした山小屋風
調べてみたところ、食べログでも高評価の人気レストランらしい。
駐車場には次から次と車が入ってきます。
奈良だけでなく大阪や和泉ナンバー、滋賀なんかもあってびっくり
受付で名前を書いて順番を待ちます。
(この写真は帰り際に撮ったので誰もいませんが)
エントランスはこんな感じ。
信楽の狸さん、もう少し大きくても良かったんでは?
これも後で撮ったので日替わりのヒレカツランチは売り切れになっていました。
案内されたのは2Fのセミラウンドテーブル。
階下は天井が高くて気持ちよさそうです。
お肉を焼くいい匂いが漂ってきてもうお腹が空いてたまりません
三角の窓の外にはのどかな田舎の風景が広がります。
遠くに見えるのは葛城山
名物(らしい)わだきんランチを注文しました。
有頭海老フライ・もも肉のフライドチキン・骨付きソーセージ・ロースハムに
サラダとフルーツが盛り付けられています
ポタージュスープとライス、食後のコーヒーまで付いて税込1380円
めちゃお得じゃないですか
私はこれも人気メニューらしいハンバーグランチを
ボリュームが半端ないです。
お肉がふわっとしててデミグラスソースに包まれてとろけます
こちらは税込1390円。この10円の違いは何なんだろう…
普段こんなボリューミーなランチを食べることはまずないけど
今日はふたりともしっかり完食しました
食後のコーヒーも美味しくて大満足
大発見の超穴場ローカルレストランでした。
さて、本来の目的地に向かいます。
古代の道といえば大和平野の東を走る山の辺の道が有名ですが
西の葛城連山の麓、御所市を通っているのが葛城古道です。
主要ポイントの一つ、葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)
ここは古代豪族葛城氏ゆかりの神社です。
日本書紀によると雄略天皇が葛城山で狩猟をしていた際に
天皇そっくりの姿をした一言主神が現れ
互いに狩りの腕を競い合った、と記されています
一言主の名前の通り、何でも一言だけお願いすると
望みを叶えてくれる神様ということで信仰を集めています。
でも一言で願いを言う、というのはやってみると実に難しい
「よろしく!」が一番いいのではないかと思います
境内には樹齢1200年のイチョウがあり神木とされています
もう少し経てば見事に黄金色に染まる光景が見られることでしょうね。
神社の参道には無人販売のみかんやレモンが並んでいます。
今朝畑から採ってきたばかりといった感じの素朴な果実たちです
なんと新米も売っているそうですよ
無農薬のみかんをひとつ買いました。
100円を筒の中に入れて~っと
車は駐車場に置いて、ここからは葛城古道を歩くことにします。
目指すは1200m先の九品寺。
田んぼの中を辿るのどかな散歩道です
澄み切って高い秋の空。
お昼をしっかり食べているのでスタミナも十分です
さあどこまでも歩くぞ~
遠くには御所市の町並み。
山裾の少し高いところを歩いているので眺めは最高です。
刈り入れの終わった田んぼにそよそよと秋の風が吹き渡ります
ふと足元を見るとどんぐりがいっぱい。
どんぐりころころ…の続きはドングリコじゃなくてドンブリコですよ。
知ってたあなたはバッチグー
途中に柵がしてあって、あれ~通れないのかなと思ったんだけど
近づいてみたらなるほど納得
夜にはシカやイノシシもこの辺をお散歩しているんですね
所々に色づいた柿の木が見えてきます。
誰が植えているんでもない自然の中の実りです。
ちゃんと季節がわかっているのは本当にすごいなあ…
奈良大和路の風景には柿がよく似合います。
立派な土蔵のあるお屋敷が現れました。
目的の九品寺はもうすぐ近く。
気持ちいい疲労感の秋のお散歩です。
秋を満喫する葛城古道、
まだ続きますが長くなるのでこの辺でひと休み。
後編をお楽しみに…
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