2019年、韓国tvNで制作された歴史ドラマ〈王になった男〉
ひかりTVのアジドラで放映されていて先日やっと見終えました。
イ・ビョンホン主演・2012年公開の同名映画をドラマ化したということで
あの名作をどのようにリメイクしたかと興味津々
主役もぐっと若返って、23歳のヨ・ジングが王様と道化の二役を演じています。
いくら演技派の彼でもイ・ビョンホンに対抗するのはちと荷が重いんでは…
と思っていたのですがこれがどっこい、なかなかやるやんジング君
話が進むにつれて、どんどん彼に感情移入してしまうオンマでありました
画像はお借りしました
ストーリーは…
朝鮮王朝時代、道化師のハソン(ヨ・ジング)は妹たちと共に芸を披露しながら全国を旅していた。
漢陽(ハニャン)を訪れた一行は、王のイ・ホン(ヨ・ジング/2役)を揶揄する芸を見せる。
居合わせた王の側近イ・ギュ(キム・サンギョン)は、仮面をとったハソンを見て思わず息をのむ。
ハソンは王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。
イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。
宮中に渦巻く陰謀から一度は宮廷を逃げ出すハソンだが、庶民がふみにじられる現実を知り
次第に本当の王になって世界を変えたいと願うようになる。
一方、冷酷な王に心を開けずにいた王妃のソウン(イ・セヨン)は
ある日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていくのだった・・・
と、ここまで大筋は映画と同じストーリーなのですが
以後、映画版とは全く違ったあっと驚く展開になっていくのです
特に王妃ソウンと偽の王になったハソンとの切ないラブロマンスが結構胸キュン
フレッシュな二人はカメラ映えも美しく王朝ワールドに引き込んでくれます。
画像はお借りしました
韓国歴史ドラマというと50話だの60話だのと超長いのが普通ですが
この作品は全16話と現代ドラマ並みの短さでリタイアせずに見られます。
これって結構重要なポイントですよ
子役からすっかり青年になったヨ・ジングはほんとに息子を見るような気分。
〈太陽を抱く月〉ではキム・スヒョンの子供時代を演じていましたが
その頃からいつかは王様になるのでは、という風格を漂わせていました
〈月桂樹洋服店の紳士たち〉でキュートなお嬢様を好演していたイ・セヨンは
実際はヨ・ジングより5歳年上ですが小柄で童顔なので清楚な王妃役にぴったり
道化を王に仕立て上げた都承旨イ・ギュを演じたキム・サンギョンは
それまで二度世宗大王を演じていただけに貫禄とオーラは申し分なし
私としては映画〈殺人の追憶〉でソン・ガンホと共に難事件を捜査する
ソウルから来た刑事、のイメージが未だに強いんですが。
あと、ドラマの出来不出来を決定するとも言えるのが悪役の存在です。
長い役者人生で初の悪役、左議政シン・チスを演じたクォン・へヒョ
これ以上ないくらい極悪な大臣を怪演してまあその憎たらしいこと…
あのお人好しだった冬ソナのキム次長がまさかこうなるとはね~
俳優さんたちの好演とテンポの早いストーリー運びでとにかく毎回面白い
歴史ドラマ好きな人にはもちろん、時代劇が苦手な人にも楽しめると思います。
現在、TVでの放映は終了しているみたいなのですが
NETとかレンタルで見られると思います。
予告編はこちら
おまけ。
ソウル郊外にある歴史ドラマのセット龍仁MBCドラミア(現在は大長今パーク)を
2014年に訪れたときの画像を何枚か貼っておきます。
広大な敷地でこれまでに数多くの歴史ドラマが撮影されました。
もちろん〈王になった男〉もここでのシーンが満載ですよ
あ~また行きたいなあ~
いつになったら行けるんでしょうか…
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