前回の続きです。

 

公山城から下りてくると雲の間から青空が覗いていました。

丸一日半ずっと降り続いた雨ともやっとお別れですほっこり

アーチの美しい武寧王陵門は文字通り武寧王陵(ムリョンワンヌン)に続く門。

写真では手前が王陵方面、後方が公山城です。

 

 

 

橋を渡り、道なりに20分くらい歩いたでしょうか…

右手に特徴的な建物が見えてきました。

熊津百済歴史館(ウンジンペクチェヨクサグァン)です。

中を通り抜けてエレベーターで地上に上がると

古墳公園の入り口に出られるようになっています。

 

 

 

武寧王陵のある宋山里(ソンサンリ)古墳群に行くには

まずこの宋山里模型展示館に入らなければなりません。

本物の古墳みたいに作られているエントランスがカッコいい合格

 

 

 

中には武寧王陵はじめ3基の古墳の内部が再現されています。

頭をぶつけないように屈んで入る古墳体験、なかなか面白いです。

武寧王陵の内部なんですが写真がなかなかうまく撮れなくて…

 

 

 

代わりにその隣の6号墳の内部をご紹介。

東西南北の壁に胡粉で描かれた青龍(チョンリョン)、白虎(ペッコ)、

朱雀(スジャッ)、玄武(ヒョンム)の四神図(サシンド)の壁画があります。

レプリカとは言え、実によくできていますねキラキラ

 

 

 

模型展示館から外に出るとそのまま宋山里古墳群へと続いています。

全部で7基の古墳があるのですが、盗掘にあったため

武寧王陵以外は誰のお墓だったか未だにわかっていませんアセアセ

 

 

 

これが武寧王陵の入り口です。

1971年、6号墳の排水工事の際に偶然発見されたんだそうです。

意外に新しい話なのでびっくりしました。

中に入れた時期もあったそうですが現在は外からの見学のみ。

 

 

 

なだらかな緑が広がる宋山里古墳群。

古墳が発見される前まではこんもり茂った森だったといいます。

よく見つけたもんです。1500年前のお墓ですよビックリマーク

 

 

 

次の目的地、国立公州博物館へと向かったのですが

なぜかとんでもない方向に行ってしまい

狐につままれたように辺りをグルグル歩き回ったあげく

たどり着いたのが熊王国、じゃなくて公州韓屋マウルでした。

熊津(ウンジン)にちなんだ熊のキャラクターがお出迎えくま

 

 

 

熊さんには悪いけど急いでいるので長居はできずさっさと国立公州博物館へ。

どうやら古墳群から直接アクセス出来る通路があったみたいです。

知らんかった~あせる

博物館の前にいるのは武寧王陵の副葬品であった石獣。

実物はもっと小さくて熊のようにも猪のようにも見えるいのしし

王陵を守るように埋葬されていたことから百済王朝のシンボルにもなっています。

 

 

 

このお方が百済第25代王の武寧王(ムリョンワン)まじかるクラウン

戦乱後の国を平定した百済中興の名君とされています。

かなりのイケメンですね~って会った人いるのかおーっ!

62歳で亡くなられたそうですが当時にすれば長寿なのかも。

 

 

 

博物館の目玉はやっぱり武寧王陵室。

発掘された王の冠飾りはつい最近作ったばかりのような金ピカぶりキラキラ

上の像でもちゃんとかぶっておられますよ。

こんな立体的で細やかな装飾が1500年前のものとは…クラッカー

 

 

 

髪飾りと耳飾り。これも黄金に輝いていますキラキラ

王妃様のものかと思ったら王様のアクセサリーでした。

百済の男子は実におしゃれだったんですね~ラブ

 

 

 

こちらが王妃の冠飾りまじかるクラウン

王様のものに比べるとシンプルで平板な感じ。

揺れるパーツも付いていないし繊細さもいまいちです。

やっぱり王の権威というのは絶大なものだったんですね。

 

 

 

その他、印象に残ったのは朝鮮王朝時代に忠清南道で製作された

粉青沙器と呼ばれるやきものです。

粉引、刷毛目、掻き落としなどの手法を使った素朴な器たち。

展示ブースの土台がどんどん変化する液晶スクリーンになっていて

粉青沙器の美しい絵柄が次々と現れますクローバー

 

 

 

夜空に星が浮かんでいるようなロマンティックな背景。

いつまで見ていても飽きない画像の変化にうっとりですラブ

こういう展示をさせたら韓国の博物館は実に上手いですね~

 

 

 

素朴な線描きがなんとも味わい深い粉青沙器。

公州からほど近い鶏龍山(ケリョンサン)で製作されました。

出土した破片をガラス張りの壁面に展示してあるんですが

いやあ~もう素敵だなあ~ラブラブ

ひとつくれないかなあ…くれるわけないよねショック

 

 

 

今日中にソウルに移動の予定なのに時間がどんどん押して来ました。

おまけにまだお昼ご飯も食べていない~アセアセ

博物館からタクシーで公州バスターミナルへ急ぎ

ソウル行きのバスチケットを買ってから

ターミナル内のトースト屋で超遅いお昼ご飯ですパン

 

 

 

パンも具も全て同じ鉄板の上で焼き上げる韓国のトーストは

いつどこで食べてもハズレなしの美味しさラブ

食パンの焼き具合が絶妙で、中の卵焼きと野菜とハムのバランスもGOOグッド!

公州バスターミナル、ほんとに使えるお助けスポットです合格

 

 

 

ついでに先ほど公州韓屋マウルで買った栗大福も食べました栗

中には大きな栗が丸ごと入っていて外のお餅もふっくらモチモチ~

あんこは白と黒の二種類あり、どちらもほんとに美味しくて

もっと買えばよかったと後悔しましたショック

さあ後はバスが来るのを待つばかり。

公州の町に別れを告げる時がやって来ました…

 

 

 

百済の歴史散歩はこれで終了。

悪天候と地味な内容で退屈されたかもしれませんが

歩いている本人はけっこう楽しかったです。

次回はいよいよソウル編に突入ビックリマーク

お天気も回復し、いいことが待っている予感が…ウシシ

 

 

 

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