明くる10月15日は朝から雨の日曜日雨

お天気が良ければ弥勒山のロープウェイに乗って

統営湾の絶景を眺めるつもりだったんですが

これではどうしようもないのでとっとと釜山に移動することにバス

統営のバスターミナルは新しいきれいな建物でした。

 

 

 

今回の旅最後の高速バスです。

スタート地点と同じ釜山西部バスターミナル(沙上)に向かいます。

料金10900₩で一時間半かからず釜山に到着イヒ

 

 

 

まだお昼前だったけどバスターミナル2Fのフードコートでランチタイム~音譜

いろんなお店がずらりと並んでいていつも迷ってしまう…

今日はさっぱりと海鮮カルグッスにしましたラーメン

スープがとっても美味しくてホッとします。

このフードコート、本当にオススメですよ~合格

 

 

 

地下鉄2号線で西面(ソミョン)に向かいます。

雨のため地下道をスーツケース転がしながらホテルへ。

まだチェックインは出来ないので荷物だけ預けてまた出かけました。

今度は地下鉄1号線で2つ目の凡一(ボミル)駅まで。

そこから南に歩いて到着したのはこんなところ…

 

 

 

一度行ってみたいと思っていた朝鮮通信使歴史館です。

小雨の中にひっそりと佇んでいました。

 

 

 

エントランスでは通信使のキャラクターがお出迎え。

入場は無料です。月曜休館なので訪れるチャンスは今日しかない。

 

 

 

小ぢんまりした1Fロビーにはビデオモニターやパネルが展示されています。

が、観覧者の姿はなく、どう見回しても我々だけ…あせる

 

 

 

朝鮮通信使とは、江戸時代に日本が唯一対等な国交を持った

朝鮮国から日本を訪れた大規模な外交使節団です。

1607年から1811年までの間に12回派遣されました。

一行500人を超えるという団体だったのがすごいですねビックリマーク

アニメも流れていましたがこんな船が外国人を乗せてやってきたら

そりゃもう行く先々で大人気だったことだと思いますおーっ!

 

 

 

これは通信使の一員だったビョン・バクという人が描いた画。

釜山鎮(プサンジン)と東萊府(トンネブ)です。

あとで触れますが釜山にはかつてお城があったのです。

 

 

 

その他1Fにはこんな可愛らしいホールがあり

朝鮮通信使について3D映画で学べるようになっています。

小学生でも分かるように子供が冒険の旅に出るファンタジー仕立て虹

私たち二人だけで日本語版を貸し切り上映してもらいました映画

 

 

 

建物の2階には通信使の船の様子などを再現したジオラマが。

冠を被った正使のいでたちがそのまま歴史館のイメージキャラになっています。

 

 

 

朝鮮通信使を出迎え入江を先導する日本の船。

異国の文化を迎え入れる緊張と高揚感に満ちていたことでしょう。

 

 

 

通信使の辿ったルートが立体的に展示されています。

行程を目で追ってみると面白いです。

漢城(ソウル)から陸路釜山に至り、そこからは船でまず対馬に着きました。

 

 

 

対馬から関門海峡を渡り瀬戸内海へ入ります。

大阪までは海路、その後淀川を遡り京都に到着。

ここからは陸路で江戸に向かいました。

対馬から大阪まで45日、大阪滞在6日、江戸までの陸路18日、

という記録が残っています。

全行程には8ヶ月から10ヶ月を要したといいますから

ほとんど一年がかりの大事業だったんですねおーっ!

 

 

 

2階の屋外部分には小さなステージみたいなものがあって

通信使たちのキャラクターが勢揃いしています。

行列では伝統楽器を演奏したり馬の曲乗りを披露したり、

沿道の人達を大いに熱狂させたと言われています。

 

 

 

屋上にはこんな楼閣も再現されていました。

何か催しも行われたりするんでしょうね。

せっかくの施設なのに観覧者がいないのは残念ですが

小学校の校外学習などでは利用されているんだと思います。

 

 

 

ロビーに展示されている日本の土人形。

朝鮮通信使の姿をモデルにしています。

当時の日本人にとって韓流スターさながらのカッコよさだったんでしょうね。

現在、政治がらみでは色々問題もある日本と韓国ですが

せめて私たち旅する者は歴史を正しく知り相互理解を深めて

末永く友好的な交流を続けて行きたいものですニコ

 

 

 

朝鮮通信使歴史館の真後ろには小さな丘があります。

これが釜山鎮(プサンジン)  通称、子城台(チャソンデ)です。

案内図で左側に見えるのが歴史館。

その少し手前の〈建春門〉から丘に上ってみました。

 

 

 

都会の真ん中にあるとは思えない緑いっぱいの坂道です。

丸く回り込むように道は続き、頂上に向かっています。

下から見ると堅牢な石垣。ここは日本式のお城、倭城の跡なのです。

 

 

 

もともとは釜山の関門(釜山鎮)があった場所なのですが

壬辰倭乱の際に日本軍が攻め入り1593年に築城したのが起こりです。

日本式の築城技術が見られるので歴史マニアの密かな人気スポットだとか。

お城に代わり現在は鎮南台と呼ばれる建物が復元されています。

 

 

 

日本語の案内板がありましたのでどうぞ。

ずいぶんいろんな歴史を辿ってきたお城のようですね。

賑やかな釜山の一画にこんなスポットがあったとは知りませんでした。

丘の下にはモーテルがひしめいていて対照的な光景でしたが…温泉

 

 

 

歴史散歩を終えて西面の喧騒の中に戻ってきました。

ホテルにチェックインする前にひと休み。

近くにおしゃれなカフェがあると聞いていたのでさっそくGOビックリマーク

淡いブルーの壁がすてきなcafe MOLLEです。

この外観、とても釜山とは思えませんね…って失礼あせる

 

 

 

店内は真っ白の壁に観葉植物がハンギングクローバー

洗練されまくっています。

私なんかが入ってもいいんでしょうか…

案の定、満席なのでしばらくお待ちくださいと言われてしまったアセアセ

これってやんわり入店拒否では?と被害妄想が止まらな~い汗汗汗

 

 

 

入店拒否ではなかったようでしばらくするとお席に案内されました。

それも窓ぎわのソファー席というかなりいいポジション音譜

やった~!おしゃれカフェで外を眺めながらお茶ですよコーヒー

心なしか、外の景色も雨のアムステルダム…

んなわけないかウインク

 

 

 

調子に乗ってオーダーしてしまったレインボーケーキ虹

日本だとちょっと恥ずかしくて頼めないかも…

夫も「え~!」と一瞬絶句していましたが

元来ミーハーなのでけっこう喜んで食べていましたよ。

やれやれ、やっぱり都会はええなあ~ラブラブ

 

 

 

スタート地点の釜山に戻ってきました。

これからやっとホテルにチェックイン、

夜の西面に出掛けますよ~お楽しみにクラッカー

 

 

 

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