巨人、ヤクルトとの三つ巴状態が続くセリーグ。優勝するために重要な6連戦。鬼門であるバンテリンドームでの中日との3連戦を1勝1敗1分と負け越しを回避できた矢野タイガース。後半戦は東京ドームでの巨人との3連戦でした。
<20回戦> 対巨人 6対6 分け△
(9勝9敗2分)
先発 西勇投手
マルテ選手 第19号ツーラン
<21回戦> 対巨人 3対0 勝ち◯
(10勝9敗2分)
先発 高橋遥投手 2勝1敗
プロ入り初完封勝利。
<22回戦>対巨人 4対3 勝ち◯
先発 ガンケル投手 8勝3敗
スアレス投手 1勝1敗34セーブ
大山選手 第17号ソロ
第1戦は西勇投手が先発しました。1回表0アウト1、2塁のチャンスにマルテ選手のタイムリーヒットで先制。次の大山選手のダブルプレー間に1点を加え2点を先制しました。さらに3回表に大山選手の犠牲フライで3対0に。3回裏先頭打者を出すもダブルプレーに打ち取り安心してしまったのか?松原選手を四球で歩かせてしまいました。坂本選手がヒットで繋いだ後、岡本選手に痛恨の同点スリーラン。さらに亀井選手にツーベースを打たれた後、丸選手に逆転ツーランホームランを打たれアッと言う間に逆転されました。今年の西勇投手はぜんそくで春季キャンプを休んだ時期がありましたのでスタミナがないようです。4回裏変わった馬場投手が坂本選手にタイムリーを打たれ3対6となりましたが、5回表マルテ選手のツーランホームランで5対6と1点差に。この後両チームの中継ぎ投手が踏ん張り9回表に。マウンドには巨人の抑え投手ビエイラ投手が。しかし先頭の糸原選手が四球を選んだ後、サンズ選手がタイムリーツーベースを放ち同点に。送りバントで1アウト3塁と逆転のチャンスを作りましたが無得点に終わりました。9回裏はスアレス投手がマウンドへ。しかし1アウトから坂本選手がツーベース。続く岡本選手がセンターへヒットを放ち1、3塁。亀井選手が敬遠で満塁として丸選手に。三遊間に鋭い打球を放つもショート中野選手がダイビングキャッチし本塁へ送球。坂本捕手が体を伸ばしてワンバウンドをキャッチして本塁で封殺。サヨナラのピンチを防ぎました。最後は中田選手をショートライナーに打ち取り、負け試合を引き分けにしました。
第2戦は高橋遥投手が先発しました。巨人はエース菅野投手。両投手とも相手打線をしっかり抑え投手戦になり6回まで0が並びました。均衡をやぶったのは阪神。7回表1アウトランナーなしから糸原選手がライトスタンドにホームランを放ち1対0に。8回表1アウトから高橋遥投手がレフト前ヒットを放つと、近本選手がライトフェンス直撃のツーベースヒットで2、3塁に。ここで中野選手が左中間にタイムリーを放ち3対0としました。高橋遥投手は完封を目指して9回裏もマウンドへ。しかし内野安打2本で0アウト1、2塁とピンチに。岡本選手をファーストフライに打ち取るもウィラー選手に詰まったライト前ヒットを打たれ満塁に。しかし丸選手を三振、代打亀井選手をライトフライに打ち取りプロ入り初完封勝利となりました。高橋遥投手ナイスピッチングでした。
第3戦はガンケル投手が先発しました。先制したのはまたしても阪神。3回裏2アウトランナーなしから大山選手がホームランを放ち1点を先制しました。さらに5回表3つの四球で2アウト満塁のチャンスをいただき、この日スタメンで起用された糸井選手がライト戦に打球を放ち走者一掃のツーベースとなり4対0とリードを広げました。ガンケル投手は6イニングを投げ松原選手のソロホームランの1失点のみに抑えました。7回は及川投手、8回は岩崎投手がマウンドへ。8回裏に2点を返されましたが、9回裏スアレス投手が3人で抑え、4対3で勝利しました。
3試合とも勝負の女神様がどちらを向くか分からない痺れる場面の連続でしたが、女神は阪神タイガースを向いてくれました。昨年までの巨人戦では痺れる場面で我慢できず敗退する試合が多かったですが、今年は矢野監督が選手たちの力を信じて「思い切って戦ってこい」と送り出し、選手全員が自分の力を信じて思い切ってプレイしたことが結果に繋がったと思います。この経験は今後に生きてくると思います。選手たちは結果を残すことができたことを自信に変えて、残り試合を思い切って戦い続けてください。
明日の夜から甲子園に戻って広島との3連戦です。先発は秋山、青柳、伊藤将投手でしょうか?まだ打線が湿っていますが、大山選手にあたりが出てきましたので得点力アップにつながると思います。また佐藤輝選手はまだヒットが出ませんが、ボールをしっかり見極めて四球を選ぶなど一軍レベル投手の投球の見極めができ始めていますので、あと一歩です。優勝のピースとして重要な選手ですので頑張ってください。
今年の成績
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