東京23区を中心に、神奈川県、埼玉県、千葉県まで路線を伸ばす首都高速。首都高速全体の路線距離は337.8kmと、東京〜名古屋や東京〜仙台と同じくらいの距離を運営しています。そんな首都高速は以下の路線を運営しています。
C1都心環状線(江戸橋JCT〜江戸橋JCT)
C2中央環状線(大井JCT〜葛西JCT)
1号上野線(江戸橋JCT〜入谷出入口)
1号羽田線(浜崎橋JCT〜高速大師橋(東京・神奈川都県境))
2号目黒線(一ノ橋JCT〜戸越出入口)
3号渋谷線(谷町JCT〜用賀出入口)
4号新宿線(三宅坂JCT〜高井戸出入口)
5号池袋線(竹橋JCT〜美女木JCT)
6号向島線(江戸橋JCT〜堀切JCT)
6号三郷線(小菅JCT〜三郷JCT)
7号小松川線(両国JCT〜谷河内(京葉道路接続地点))
9号深川線(箱崎JCT〜辰巳JCT)
10号晴海線(晴海出入口〜東雲JCT)
11号台場線(芝浦JCT〜有明JCT)
Y八重洲線(神田橋JCT〜西銀座JCT、汐留乗継所〜汐留JCT)※2025年4月より長期通行止め中
K1横羽線(高速大師橋〜石川町JCT)
K2三ツ沢線(金港JCT〜保土ヶ谷JCT) 
K3狩場線(本牧JCT〜狩場IC)
K5大黒線(大黒JCT〜生麦JCT)
K6川崎線(川崎浮島JCT〜大師JCT)
K7横浜北線(生麦JCT〜横浜港北JCT)
K7横浜北西線(横浜港北JCT〜横浜青葉JCT)
S1川口線(江北JCT〜川口JCT)
S2新都心線(与野JCT〜さいたま見沼出入口)
S5大宮線(美女木JCT〜与野JCT)
B湾岸線(幸浦出入口〜高谷JCT、昭和島JCT〜東海JCT)
以上の26路線が首都高速には存在します。首都高速には、各出入口に番号が振られているので、今回はその番号の規則を見てみましょう。

①放射線(1号羽田線、2号目黒線、3号渋谷線、4号新宿線、5号池袋線、6号向島線、7号小松川線、9号深川線、10号晴海線、11号台場線)
放射状の路線については、3桁(10号、11号に関しては4桁になる)の番号で表され、100の位(4桁の場合1000の位と100の位)で路線番号、10の位と1の位で都心環状線側から数えて何個目の出入口なのかを表します。また、都心環状線方向に向いている出入口は奇数、郊外方向に向いている出入口は偶数で表します。例えば高樹町出入口なら、番号は「301」、初台出入口なら、「406」、豊洲出入口なら「1004」と言った具合です。






②6号三郷線、神奈川線(K6川崎線以外)
①の時と同様に100の位で路線番号を表し、10の位と1の位で都心環状線側から数えて何個目の出入口になるかを表します。但し①と区別するため、10の位と1の位は50番から始まるようになっています。都心側に向いている出入口は奇数、郊外側に向いている出入口は偶数なのも①と同様です。なお、後から新設された出入口に関しては出入口番号にAが付くようになっており、大師出入口は「152A」となっています。他の例では、みなとみらい出入口の下り出口、上り入口なら、「165」、みなとみらい出入口の下り入口、上り出口なら「166」、八潮出入口なら、「657」と言った具合になります。





③1号上野線、K6川崎線
①の時と同様に100の位で路線番号を表し、10の位と1の位で都心環状線側から数えて何個目の出入口になるかを表します(川崎線に関しては川崎浮島側から数える)。但し①と区別するため、10の位と1の位は80番から始まるようになっています。都心側に向いている出入口は奇数、郊外側に向いている出入口は偶数なのも①と同様です。例えば上野出入口なら出入口番号は「183」、殿町出入口なら「681」といった具合です。


④S1川口線
①における100の位の部分がSになる以外は①と同じ規則です。例えば加賀出入口なら「S05」、安行出入口なら「S09」といった具合です。


⑤S2新都心線、S5大宮線
①における100の位の部分がS2、S5に置き換わる以外は基本変わらないのですが、S5は下2桁がなぜか50始まりになっています。なぜそうなったのかはよく分かりません。例えば新都心出入口の下り出口、上り入口なら「S203」、新都心出入口の下り入口、上り出口は「S204」、与野出入口なら「S555」といった具合です。


⑥都心環状線、八重洲線
都心環状線は江戸橋JCTを起点として時計回りに数字が増えていくようになっています。都心環状線では出入口番号は2桁で表現され、宝町出入口を11として神田橋出入口の29まで振られています。外回り出口と内回り入口が奇数、外回り入口と内回り出口が偶数となっています。八重洲線でも出入口番号は2桁で、40番台の番号が振られています。駐車場に直結する出入口は番号にPが追加されていました。例えば飯倉出入口なら「21」、八重洲出入口の南行出口、北行入口なら「42P」、八重洲出入口の南行入口、北行出口なら「43P」といった具合です。






⑦中央環状線
時計回りに番号が増えていくのは都心環状線と同じです。大井JCT方面の出入口が奇数、葛西JCT方面の出入口が偶数となっています。出入口番号は、中環大井南出入口の「C18」から振られているのですが、中途半端は番号から始まる理由として元々中央環状線が大橋以北のみの計画であった時代に大橋側の最初の出入口である富ヶ谷出入口を、「C22」として付番したものを、大橋以南に路線が伸びたことで「C22」よりも前の番号を付けるようになったからだと考えられます。清新町出入口の「C47」まで番号が振られています。


中環大井南の「中環」の部分の英訳がC2なのは面白い





⑧湾岸線
幸浦から東行方面に番号が増えていくようになっています。幸浦側に向いている出入口が偶数、高谷側に向いている出入口が奇数となっています。湾岸環八出入口なら「B14」、浦安出入口の高谷方面なら「B31」、浦安出入口の幸浦方面なら「B30」といった具合です。なお、2018年頃?まで、大井南出入口を「002」として千葉方面に番号が増えていくように出入口番号が振られていました。その当時も、空港中央出入口から神奈川方面は現在と同じく「BXX」のように番号が振られていました。






なお、たまに一部番号が飛んでいる箇所がありますが、出入口の廃止などが絡んでいるのでしょうか。
だいたい首都高速の出入口番号は上記①〜⑧の規則に則って付番されています。なるべく付番法則を分かりやすく伝えられるような文章を心掛けたかったのですが、どうしても分かりづらい書き方になってしまったという感じがあり、見苦しい文章になってしまったかと思います。首都高速の路線ネットワークならびに出入口番号の付番法則がかなり複雑なものなので何卒ご容赦いただければと思います。

少しおまけとして、他の都市高速道路(名古屋、阪神、広島、北九州、福岡)の出入口番号の付番法則についても少し見てみようと思います。

まず何処の都市高速道路に於いても、100の位で路線番号、10の位と1の位で起点側から数えて何個目の出入口かを表すということは首都高速と同じです。ここでは各都市高速道路固有の出入口番号の振り方について個別に見てみます。

①名古屋高速
首都高速のように、都心方向か郊外方向かで偶数奇数を使い分けている訳ではありませんが、上りの出入口に関しては下2桁が10番から始まっているのが特徴です。例えば都心環状線丸の内入口なら「C08」、吹上東入口は「212」、一宮中入口は「1616」といった具合です。




②阪神高速
100の位を路線番号とし、起点側から番号が大きくなるように出入口番号が振られているのは他の都市高速道路と同じであるが、阪神高速道路では、100の位と10の位の間に‐(ハイフン)が入るのが特徴です。例えば湊町出入口なら「1-01」、阿倍野入口なら「14-02」といった具合です。また第二京阪道路の鴨川東〜巨椋池、京都市道の稲荷山トンネル山科〜鴨川東までの区間は2019年まで阪神高速8号京都線であり、その区間内にある出入口番号は阪神高速時代のものを引き継いでおり、例えば鴨川東ICは「8-02」といった具合です。




③広島高速道路
広島高速道路には出入口番号は付番されていません。

④北九州高速道路
他の都市高速道路と同じように起点側から番号が大きくなるように付番され、首都高速のように奇数偶数の区別もなく、名古屋高速のように上り線は+10のような変わった要素もないので、シンプルな付番法則です。

⑤福岡都市高速道路
起点側から番号が大きくなるように付番されるのは他都市と同じで、奇数偶数と区別や上下線の区別はありません。環状線については福重JCT〜千鳥橋JCTが1号香椎線、千鳥橋JCT〜月隈JCTが2号太宰府線、月隈JCT〜福重JCTが5号線(※)であったため、環状線内の出入口番号については、千鳥橋〜福重間は「1XX」、千鳥橋〜月隈間は「2XX」、月隈〜福重間は「5XX」と、環状線化される前の番号がそのまま使われています。
※2012年に、5号線が全線開通、環状線化されたのにあわせ福岡都市高速道路各路線で路線の使用を開始したため、5号線時代は路線名は存在しなかった。