あなたが小さい時に過ごした家の間取り図を書いて、それぞれの部屋の思い出を書いてみましょう。
もう今はない、私は幼少期と高校生時代を過ごした東京の家は、建築雑誌に載ったこともある家でした。
その雑誌に家の間取り図が載っていました。
「舞台」と書いてあるところが私が幼少期に寝ていた部屋です。
この「舞台」は、日本舞踊家の母の為に作られたはずの舞台で、そこ居間の間のふすまには、母が名取襲名で踊った「娘道成寺」の時に占めていた帯が貼られているような思い入れのある所です。
そこで私は寝起きをしていました。
この部屋の思い出を「自動書記」で書き出しているとき、最初は「舞台」とその隣の小部屋にまつわる思い出と私の想いが出てきましたが、突然母の「まだ踊りたかったけれど、子供たちが出来たし、踊りを続けたいと言った時に『じゃあ、お別れしましょうか』と言われて、あなたをあそこに寝かせることで私は夢をあきらめることにしたのよ」と。
そこから私は母の想いを癒すことに意識を向けていました。
私が高校に入って、母はお稽古を再開し、「舞台」も本来の使われ方をするようになります。
「そのことはどうだった?」と尋ねると、「それが嬉しかった」と。
母も最後は笑顔になって満足だと言っていました。
他の部屋にも色々な記憶があります。そこを見直していくことで消化していない想いがでてくるようです。
是非、皆さんも育った家のそれぞれの部屋の思い出を「なんで?」で掘り下げてみませんか?

