五三日目

 11時半頃に威勢良く「HEY!Chinese!」と声をかけてくれた近くのカフェで昼食

46TL。900円とか。観光客価格。鬼のようにうまい。やっぱ本場のケバブは格別だ

 食後ブルーモスクへ向かう途中、絨毯屋に声をかけられ店の中へ。買わへんのに営業トークと日本大好きアピール。大河ドラマに出てる女優とも知り合いなんだぜ、来月も展示会で日本に行くんだとのこと。昨日の絨毯屋もそうだけど来月の展示会と日本の有名人と知り合いみたいなトークは決まり文句のように使ってくる。紅茶だけしばいて退散。

 気を取り直してブルーモスクへ。イスタンブールと言えばここは外せない名所。



美しすぎる..。しかも無料なんやて。街もそうだけどトルコ人はセンスの塊

可愛すぎないか。この街並み

 続いてアヤソフィアに行こうとうろうろしているとまたトルコ人に声をかけられ逃げられるなくなる。ムラタという名前だったか。


なんかよくわからない地下室に案内される。ずっと電話しながら軽口を叩くのでこのときはレイプされるかもしれないと恐怖に震えていた

 この直後に店に連れていかれる。ご名答、絨毯屋だ。二日連続三軒目の絨毯屋で来月の展示会の話を聞かされる。ここの店長は11年間通訳として日本に住み永住権もあるらしい。相変わらず紅茶を出してきて絨毯を買えとほざく。買わないよ。昨日8万もイスタンブールに落としたのだからゆるちて。絨毯を買わないと察すると次はトルコ石だ。いや買わへんねんて。

伸びをしているのがムラタ

水色のトルコ石美しい。「俺の店のトルコ石はイスタンブールで唯一本物だ。他の店のはアフガニスタンとかから取り寄せてる偽物、鑑定書だってあるぜ」と手書きの鑑定書を見せびらかしてくる。ほんとに本物か?

 わざわざIDカードを見せてきて「俺、明日誕生日やからパーティー開くねん。是非ともおいでませ」だと。昨日の今日で行くわけないやろ。誕生日パーチー代、全額支払いのオチは見えた。

店の屋上からの見晴らしは最高

 しつこい営業トークを2時間かまされ14時頃退散。ムラタが「旅程は決まってるの?カッパドキアに行くなら良いツアー会社があるから」とツアー会社に連行。

 下調べで気球は160ユーロくらいバスは100トルコリラくらいが相場。提示されたのが1500トルコリラ。気球代が1200トルコリラ、約160ユーロでバス代が300トルコリラ。やや高い。うーんうーんと約2時間粘り1200トルコリラまで下げさせた。これでも安くはない、微妙な値段。バスチケットだけ買いたいのにセットでしか販売できないとか強情なことをほざかれ切符のみでは買わせてくれず、この値段で決着。200ドルしか持ち合わせがなく、それで支払い。200ドルは今日のレートで1284TL。お釣りで80キャッシュバック、4TLはネコババされた。悔しいが背に腹変えられない、おっかさん。

 アヤソフィアと地下宮殿へ向かうも観光客の列が長いこと長いこと。カッパドキア→パムッカレを攻めたあと再びイスタンブールに戻ってくるので一週間後くらいに進撃する作戦に変更し今日は行かないことに。

アヤソフィアの外観。素敵すぎる。

マルマラ海も絶景、ぼられてもトルコ最高すぎる。街のいたるところに灰皿、灰皿、灰皿!分煙なんて概念は知らねぇと言わんばかりにターキーはどこでもタバコを吸ってぽいぽい捨てちょる。そのわりにタバコ以外のゴミは少ないし、臭わない。最高の街だ。

晩飯のケバブ。絨毯屋の親父に紹介されたローカル店、16TLとさっきの店の半額以下。確かに安いしおいしい。ヤニをかまし海を眺めながら宿へ戻る。ほんとにきれい、住みたい、惚れた。

五四日目

3時前に入眠、10時半頃起床。12時頃に昼飯。

名前は忘れたけど、トルコ風のピザ。うまくはないけど1つ6TL、約110円くらいとお手頃。観光地というのもあるが、一食30はザラだったのでお財布に優しい。東南アジアからインドネパールを経てやって来て物価の高さに引っくり返っている。トルコはそこまで安くない。色々調べると南米もイメージと違いそこまで安くないようで不安になる。もちろん、西欧よりはマシのようだけど自分の旅行の費用が足りるか心配になる。

 14時頃にフェリーに乗ってアジアゾーンへ向かう。

ポスポラス海峡と街並みが美しい..

 ここイスタンブールは旧市街、新市街、アジアの3つの地区にざっくり分けられていてアジアゾーンはフェリーで行くのが一番良いみたい。実際、景色も風も最高だった。

 アジアゾーンといっても想像するようなアジア感はなくモスクモスクモスクで超かわいい建物が大量にある。モスクの内部でひんやり二時間ほど癒された。

 外に出てヤニをかましていると、明らかにイスラム教徒の女性、典型的なあの布を頭に巻いている女性に「ライター貸してよ」とかわいく頼まれる。コテコテの宗教に凝り固まっているのが是というわけではないけど、この緩さがほんとにトルコの良いところ。イスラム教徒の女性がカフェのテラスでもりもり水タバコ吹かしてる光景とかも最高。

 フェリーに乗って新市街へ向かう。イスタンブール名物の鯖サンドはシンプルだがめちゃくちゃうまい。塩焼きの鯖をレタスと玉ねぎと一緒にバケットで挟んだだけの代物。日本に帰ったら自分でつくろう。

 新市街中心のガラタ塔、そしてタクシム広場へ着弾したのが17時頃。一昨日この辺のバーでぼられたことを思い出し、周辺を散策するが見つからない。千と千尋の神隠し方式であれは幻だったのだろうか。でもキャッシングの明細メールは届いているし多分うつつなのだろう。Googleマップでピン止めしておくべきだった。

 18時頃トラムに乗って、旧市街へカムバック。大衆食堂で晩飯を食らう。学食みたいなシステムで一皿5TL、デザートつけて4皿18.7だった。味は学食並だが地元の人と食えるのが、「あっ、俺もここの住民なのか」と錯覚させてくれて嬉しい。観光客向けのカフェとかレストランとは違う趣。日本人に嬉しいニチャニチャの米も久しぶりに発見。ピラフの皿を引ったくるが、やたら甘い。砂糖でも入ってんのかと思うくらい。よくよく見ると、中に混入している黒い物体は胡椒でもなくオリーブでもなくレーズンだった。おいターキー。ニチャニチャの米にレーズンは攻めすぎやろ。デザートもとてつもなく甘い。インドでは全部しょっぱかったけど、トルコは全体的に甘めの味付けかもしれない。

 しつこいが、8万ぼられてもほんとにイスタンブールが大好き。街がかわいいこととその上での都市機能の調和が凄まじい。物価の高さを差し引いてもお釣りが来るくらい素敵な街。一生ここにいたいかも。

続く