五五日目


 10時半頃起床。12時頃チェックアウト。ここのホステルのスタッフは一筋縄ではいかなかった。悪いやつじゃないけど外に出て戻ってくる度に「パスポートを見せろ」だの「ほんとにお前ここに泊まってるのか?」などジョークがめんどくさい。チェックアウトのときも時間通りに出たのに「チェックアウトが遅い!延滞料だ。」とか。うるせぇ。


出てすぐに昼飯。


前日の昼飯。これが15TLで300円未満だから素晴らしい

これで18.7トルコリラ。学食の味に学食の量。ティラミス的なやつがニチャニチャしていて旨かった。入って食い始めた頃には地元の人たちで長蛇の列が店の外までできていた。大正義大衆食堂ロカンタ

こういうシステム

13時頃アヤソフィアとブルーモスクに挟まれるスルタンアフメット公園に。




ひたすら三時間半だらだらしていた。せざるを得ない和な雰囲気。この感じでヤニかましても怒られないし。天国なんかここは

 まったりしている間に科目登録やらアテネからクラクフの航空券やらワルシャワからリマヘの航空券をゲットしたりした。残りあと6単位で卒業できるので後期で4単位取得し五年生に備える魂胆。


 クウェート航空のせいで全ての予定が狂った。それゆえに行程に変化が起こったのだが、それも楽しい。元々はトルコ→ブルガリア→セルビア→ハンガリー(ここまで陸路)→南米と攻める予定だったが、トルコ→アテネ→ポーランド→ペルーへと変化した。トルコ→アテネ間、アテネ→クラクフ間で余計に飛行機を使うことになったけが、あわせて1.5万円くらいで。ワルシャワ→リマが6万円なので当初のヨーロッパ近辺から南米への予算8.5万はオーバーしなかった。ただドタバタの旅になる。10/3にイスタンブールからアテネへ行き6日にはアテネからクラクフ、8日にクラクフからワルシャワへ移動し9日にワルシャワからリマヘ行く。10月の一週間は怒濤だ。


 ポーランドへ行くならアウシュヴィッツには寄りたいと思ったのがクラクフに向かうきっかけだ。クラクフからバスで一時間半でアウシュヴィッツ、クラクフからワルシャワまではバスで五時間くらい。アウシュヴィッツは予約しなければ行けなくて、8日しか空いておらずこんなキチキチのスケジュールになった。無事、リマまでたどり着けるだろうか。


ポーランドの予定ルート


18時前に晩飯。二日連続二食連続三度目のロカンタ。


ショボくなってるのに24TLと値段は上がっている。どういう査定やねん。左の丸いやつが鬼のようにまずかった。酸っぱいしそもそも丸い物体が何なのか不明。

 18時半頃にカッパドキア行きを申し込んだツアー会社に到着。ピックアップが中々来ないので不安になるが30分遅れでバンが拾ってくれた。


 バンに揺られること30分。19時半過ぎにバスターミナルに到着。トルコでバスターミナルはオトガルと言うらしい。バンを降ろされ「チケットを寄越せ!」とハゲのブルース=ウィリス似の親父に言われるが、持っているのはツアー会社お手製の適当な手書きのレシートのみ。バンにぎゅうぎゅうに詰め込まれていた十数名の欧米人バックパッカーたちは別のバスへ誘導され俺だけ別のバスへ。不安だ。レシートにはシート番号すら書いていないので適当な席に座るもハゲに「お前はここへ座れ!」と怒鳴られる。40人くらい乗れるバスに4人しかおらんスカスカバスやからええやんか..。


 20時半頃にオトガルを出発。23時頃の便所休憩まで睡眠。尿意を抑えきれず厠に初めて課金。約18円。トイレから戻って席に座っていると白人女性に肩を叩かれる。新手のナンパかと思ったら「私の席やから」とキレられる。怒らんでもええやんか。俺はどこに座ればええねん。




五六日目


 24時頃、別の席に移動し睡眠しているとバスが停車。どんどん人が乗り込んできた。例のごとく「私の席」攻撃を三回連続で受ける。テレビドラマ『LIFE』の「お前の席ねえから」以来の衝撃。挙げ句またハゲがチケット寄越せって。だからそのカスなレシートしかないねんて。


 そんなこんなで空いている前の方の席に座ってうとうとしていると4時頃にバスが停車。5分前に休憩があったばかりなのに何事かと思い起きて外を見てみたら高速のど真ん中で、停まっている。軍隊か警察かわからんけど、筋肉モリモリの屈強な男たちが乗車してきた。よく聞き取れないが、皆一様にIDカード的なのを渡してそのアーミー的な奴はクレカの読み取り気みたいなやつに番号を入力している。俺は何を出したら良いんや..。とりあえずパスポートを渡すが、すんなりパスできた。10分程度で検閲は終了、男たちは去った。テロリストとかの警戒なんか。よくわからない。


 8時半頃バスから突然降ろされる。カッパドキアからはまだ30キロほど離れている。ハゲは何やら他のスタッフと喧嘩している。俺の処遇についてだと思う。ごめんよ。


 走り去ろうとしていたバンをハゲがストップさせて、そこに乗れと誘導してくれる。ありがとうハゲ。無事に乗り換えに成功し、こいつでカッパドキアのあるギョレメに迎えるよう。フロントガラスがバキバキに割れてるのはご愛敬。乗り込んだ瞬間、白人バックパッカー集団に睨まれる。ごめんやんって。


9時頃にオトガルに到着。






全体がこんな感じ。素敵すぎる

泊まってるホステルですらこの雰囲気、一泊800円とか

 オトガルでは即24日発のパムカッレ行のバスチケットを手に入れる。無事に宿にも到着しまったりしている。現在12時。カッパドキアたくさん散策しよう。


続く