13日目


 11時くらいに目が覚めた。3日連続で同じ朝飯を食す。


サラダ3ユーロ(約360円)、400グラム。味も悪くないし、草のおかげで快便が続く。今日は4回も大便をかました。全米大ヒット映画の試写会でクラスの中心を陣取るJKやらJDどもが「排便最高!」と叫ぶ映像が自分の脳裏をよぎるくらいには良いものが出る。草は偉大である。


 スーパーを活用すれば西洋圏もそれほど、高くつかないことがわかった。街でステーキをランチにしようものなら20ユーロはくだらないが、スーパーで売っている上質な牛フィレ肉は1キロ10ユーロくらい。チーズも安いし野菜の値段も日本とそれほど変わらない。オランダに来てすぐ鍋パーティーをしたが、次の日の朝食分まで材料が余って五人で12ユーロくらいだったと思う。


 12時くらいに久方ぶりのアムステルダムセントラル。懐かしさと新鮮さが混在する中、街中をキョロキョロ見回しているとおっさんに原監督のポーズで胸をぶん殴られ、あばら骨が数本折れた。オランダ人は荒い。自分が前を見て歩かないのもダメだけど。




オランダの自販機コロッケ1.9ユーロ。うまくはないけど、ご当地コロッケと思えば一度食えただけで満足。中身にはどろどろとしたまずいシチュー的な何かが入っている。

 13時半頃、ゴッホ美術館へ。チケットカウンターへ行くとすでに売り切れ。オンラインで確認すると二枚のキャンセルが奇跡的に出ていたが、タッチの差で逃す。もう一度確認すると、1枚だけ空きがあったので林に譲る。林は明朝帰国の途につき自分は明日もいるので、その辺で携帯でもいじりながら待つことにした。

 林が単身ゴッホ美術館に乗り込むことは何の異存もないが、数日前まで批判していた『LOVE2000』を昨晩無限にリピートしてフンフン歌いながらスヤスヤ眠りについたことについては今になって腹が立ってきた。パワプロでもしながら落ち着こう。


 林の14時の入場まで2人でふらふら待機していると14時15分のチケットを林が発見。たまにはやるじゃないか!即購入。


 かの有名な『ひまわり』はイメージしていたものと違った。何枚かあるらしい。作品よりも撮影禁止の文言をガン無視してパシャパシャ撮る観光客の民度の低さに辟易した。林もご立腹で止めてやろうかといっていたほどである。


 展示に関しては、歌川広重の作品やゴッホによるその模写は日本人の矜持を掻き立てる素晴らしいものだった。イチジャップとしては「ゴッホにも影響与えたんやぞ!日本人は!」と驕り昂るくらいにテンションが上がった。


 地下ではミレーの特別展もやっており、ダリの作品も数枚あったのでかなり満足した。林がミレーをミレットと呼んでいてtの発音をする教養のない日本人になっていて同じグループだと思われたくなかった。


これだけ撮影オッケーだった

 ヨーロッパの美術館はバリアフリーが進んでいるからか、杖や車椅子の老人もチラホラ。その点は結構気持ちが良かった。帰りに飾り窓を偵察したが、好みの娘がおらず退散。







この景色も見納めか..

帰りに食ったケバブ4.5ユーロ

生搾りタイプのオレンジジュース。スーパーにて1.49ユーロ。日本にもぜひ導入してほしい。

続く