八四日目
ターミナルの近くで晩飯をかます。

ポロはチキン。俺はチキン野郎じゃないし極東でも鶏肉なんてどこでも食える。日本には鳥貴族って店があって300円で無限に食えるんだぜと完全にペルーのポロをなめきっていたがペルーのチキンはバケモン。1/8サイズでこのデカさ。しかも7ソル250円くらいだ。サラダバーも食い放題。衛生的に汚そうだがお肌のためにモリモリ食べた。街中でポロの看板をたくさん見たからもっと行けば良かった、と少し後悔。まぁ味は普通だし変な臭いしたから腹壊さないか心配だったけど今のところは問題なさそうだ。
21時頃にターミナルへ赴くとラパス行きの客引きが大量にいた。多分空席ありありなんだろう。しかも「安全な」コパカバーナ経由らしい。ギリギリで買った方が安く済むだろうしよっぽど良かった。デサグアデーロ経由にビビって一応タブレットとカバーの間に350ドルを忍ばせた。やはり「危ないらしい、危ないらしい」って危険を煽られると少しは恐怖を感じる。
22時15分になってもバスのアナウンスがない。22時頃にチケットを購入したカウンターへ行くとそこで座っておとなしくしとけって言われたけれど。心配になってもう一度購入カウンターにバスはまだかと聞くと「置いてかれるぞ!急げ急げ」って。なんやこいつら。
搭乗ゲートへ行くとチケットの確認が行われていた。事前の調べでバスターミナル使用料を切符とは別途で支払う必要があり支払い済チケットにはスタンプが押されるとのこと。使用料なんて払った覚えがないので当然俺の切符にハンコは押されていない。どこで支払うかすらわからん。ゲートに並んでチケットの確認を受けるが使用料を払ってないから入れてくれない。どこで払うのか聞けば、すぐ後ろに「TAX」の看板があった。で、そこのババアに払おうとするのだが「このチケットは買ったとこで使用料払え」的なことを言われる。スペイン語だからわからないけど。また購入カウンターに引き返すのだが、もぬけの殻になっている。どうしたらええねん😭
再び「TAX」カウンターへ行くがキレ気味に先程と同じことを言われる。踵を返して購入カウンターに戻る。二往復目。当然誰もいない。すでに時刻は出発の22時半をまわっていた。もう泣きそうになっている。というか普通に泣きべそをかいていた。汚い面下げた東洋人を見かねて隣の別会社のブースから女性が出てきて泣かないの泣かないのってしてくれた。結果的にこの人がゲートまでついてきてくれて、フリーパス状態でバスに乗ることができた。使用料の1.4ソルをこの人に渡すのだが払わなくて良いよと。今さら持っててももて余すんだが、このヌエボソルコイン。申し訳なさそうにしていたしソーリーソーリー言うてたから多分ワンオペで二つのブースを任されていたんだと思う。なんだか責められない。聞いてんのか、ゼンショーホールディングス!
外の気温は10度を下回っていたがバスはエアコンがついていた。電源がないのは少しネック。30分遅れの23時過ぎにバスは出発。車内でもすぐにチケット確認が行われる。乗務員が客に「コパカバーナ?」とか「プーノ?」とか聞いてる。これほんまにデサグアデーロ経由なんか?
ペルー総括

宿代&食費&移動代&観光代コミコミでこれならよく頑張ってる。褒めたい。ツアーとかだと一週間で50万とか行くんでしょ?南米一ヶ月個人旅行50万とかも見たけど残り2ヶ月で目標20万円以内で乗りきりたい。
治安★×3.0(思ったより全然。暗くなったら歩きたくないけど。)
飯のうまさ★×3.7(ジャンク&ジャンク。油まみれ。うまいけど。)
雰囲気★×4.0(マチュピチュが全てを凌駕する。教会とか街並みは正直ポーランドの方が好きか。)
物価★×3.5(トルコよりやや安いと感じた。)
清潔度★×3.0(ところによりけり。)
Wi-Fi★×2.2(無いと言ってよい。マクドにもない。ホステルもヘボい。SIMカードあったらやっぱ便利。)
総合おすすめ度★×3.3
※全て独断と偏見です。
八五日目
4時半に目覚めた。デサグアデーロで目出し帽を被ったテロリストのような警官たちに荷物を全て持って行かれボコボコにされる夢を見た。ブログだからといって誇張することはないのだが最近の悪夢は本当にひどい。意識しないようにはしているけど潜在的にこの南米という土地に相当ビビっているようだ。なんで来たんや。
7時頃にコパカバーナに到着し、ここからボートに乗ってチチカカ湖で国境を越える人たちとはお別れ。いやコパカバーナ経由あるんやん何の嘘やねん。憶測だが複数の会社でバスを共有しているのだろう。空席が多いと損だから。コパカバーナ経由の人たちを見つめながら俺はそのまま食べログ1.2のデサグアデーロへ。

9時頃にデサグアデーロ着弾。正確にはデサグアデーロの2キロ手前の地図上ではなんにもないところ。バスを降りる前に乗務員の兄ちゃんに「気をつけろよ」って一声かけられるスペイン語だからわかんないけど多分そんな感じ。どんだけビビらせてくんねん。出入国管理局らしき建物に入るとペルーとボリビアのカウンターが並んでいた。ペルー側でスタンプの押捺があり、これは二秒で終了。右側のボリビア側ブースへ移動。なんにも聞かれず写真撮影とスタンプの押捺。1分で終了。カウンターを通りすぎて奥の手荷物検査場へ。よくあるベルトコンベアに通して中身をエックス線で確認するやつじゃなくてバックパックを手もみするだけの簡易なものだった。ザル過ぎないか。「フルーツは持ってないよな?」と聞かれただけ。しかもショルダーバッグの方は検査すらされなかった。これも30秒で終了。なーにがパンツ一丁にさせられて金も奪われるだ。デサグアデーロ楽勝でっせ。所持品の持ち込みカードのみ記入して提出。入国カードは記入してないけどまあなんくるないやろ。ちなみにこの出来事は全てペルー側で起こっている。まだ国境の2キロ手前。というかデサグアデーロにすら着いていない。なんだかよくわからないけどペルー側で手続き全部してデサグアデーロはスルーするみたいだ。

というか地図を見たらデサグアデーロすら通過しなかった。大阪のおばあちゃんの家に行く感覚で「この橋の真ん中がちょうど奈良と大阪の境なんだよ」ってレベルでサクッとしている。あるいは母校の近くにあるイオンモールの大型駐車場の真ん中辺りが京都と奈良の県境でその真ん中に立って両県に股がり、二つの県に立つ男として満足する感覚。これは違うか。何はともあれ簡単に国境を越えることができて一安心だ。ラパスに到着したら明後日のウユニ行きのチケットとSIMカードを手に入れて飯でも食って寝よう。そして明日はおばはんのプロレスを観に行く。

こんなオンボロカーに乗せられていたとは..。生きてて良かった。
ボリビアに入国し一時間早まった。日本との時差は13時間。13時過ぎに無事ラパスのバスターミナルへ到着。バスの切符を買おうかと思ったが直前に買う方が安いっぽいし購入は明日か明後日に変更。標高3800メートルとかか。200メートルの坂道。直線距離では3キロしかない道のりをぜぇぜぇ息切れしながら一時間半かけて宿周辺に到着。金のある人は下のダウンタウンに泊まるのだろうが、そんな余裕はない。地図上では完全に宿の位置に着いているのだが、存在しない。こういう嘘の情報を安宿はよく出してくる、勘弁しておくれ。その辺のおばはんに聞いたら2ブロック先のところに宿があると教えてくれた。14時半頃に宿に到着。ちなみに宿の名前は「Paititi」。やらしい。90分かけて歩いて来たと言ったら宿の兄ちゃんに「ロープウェイを使えば5分だぜ」って笑われる。

歩きながらロープウェイを不思議に眺めていたけれど、ここでは地下鉄レベルで市民の足になっているみたいだ。
15時頃に両替とSIMカード購入をミッションに市内中心部へ下る。宿の兄ちゃんに教えてもらった両替商は閉まっていた。土曜日だから仕方がないか。追加で二軒回るもここも閉まっている。土日はやっとらんのかと諦めて、裏の路地でおよそ40ドル分の300ボリビアーノをキャッシング。そのあと表通りに出たら普通に二軒もやってるとこがある。1ドル=6.95ボリビアーノと言われ、20ドル札×2をババアに渡す。「少額紙幣は6.9だね」と後出しじゃんけんで2ボリビアーノ猫ババされるも276ゲット。このあと、これも宿の兄ちゃんが教えてくれた携帯ショップへ行くのだが、もちろん開いていない。しっかりしてくれ。兄ちゃんもボリビアも。
16時半くらいに坂を上り宿へ戻り始める。

アイス。チョコとバニラかと思ったが、全然違う。白いのはミントみたいな味がする、ハッカか。茶色は多分コーヒー。鬼のようにまずいがクセになる味わい、2ボリだから30円くらい。
斜めった坂のところに広場があるのだが、お祭りがあるらしくどんちゃん騒ぎの様相を呈している。民族衣装を着た太ったおばはんが簡単なステップを踏んで音楽隊の無限ループ楽曲に合わせて踊っている。写真を撮ったら金取られそうなので目に焼き付けた。それをつまみにルービー大瓶15ボリ、およそ250円。安いしおいしい。

シルパンチョとかいうゲロみたいな料理を食べたがめちゃくちゃうまい。いろんな種類のパスタと複数のキノコを卵とスパイスで和えている。上に乗ってるやつもわけわからん。見た目も味もゲロだけどビールにめちゃくちゃ合う。しかも4ボリって安すぎる。物価はペルーの半分くらいか。
気圧が低いと腹が一杯になるのが早いのか。朝から何も食べていなかったのにアイスとビールとゲロで空腹は満たされた。満たされるのだが、うまそうな屋台や店が大量にある。


魚の丸揚げ、繁盛してて全く相手にされず食えなかった。お客様は神様なのに。

コーヒーと思って購入した謎の汁。上に浮いているのはごま油か?と疑心暗鬼になりながら口に含むと嫌な予感は的中。胡麻汁だ。ゴマときな粉の汁だと思う。店の前にいつから置いてるのかわからんくらい、衛生的にどうなんやという感じだがクセになるまずさ。3ボリビアーノ。

宿の兄ちゃんが教えてくれた、ホステル周辺のおすすめの定食屋で謎の料理。上に乗っているのは魚か鶏肉か不明。鶏肉にしてはスプーンでキレるほど柔らかいし、魚にしては油が多すぎる。かといって鶏肉ほどのジューシーさはなくて魚のような淡白な感じはある。米は前情報通り期待を裏切らないまずさ。細いのはバナナ、いらん、まずい。でもクセになるまずさ。

10ボリ置いて出ようとしたら、〆のスープまで出てきた。こんな食われへんっちゅうねん!だがいつがめちゃくちゃうまい。味付けは塩コショウと生姜くらいだが、牛骨の旨味がスープに出ている優しいお味。定食とスープで16
0円ぽっちって、いいのほんとに?
ラパスの街を歩いていてタイを思い出した。でもなんか違う。タイは普通にめちゃくちゃ発展してるし野心がすごい。第二次大戦でほとんど日本とコンボ組んでたのに、日本が負けたら「やらされてたんです」って言って逃れて敗戦国にはなってない。やらされていたというのも間違っていないし正しい選択をした結果、今のバンコクの大都会があるのだろう。タイは野心家。どっこいボリビアは野心を感じない。ごちゃごちゃしているのがタイに似ているけれどバンコクのそれを余裕で越える。標高が高いから坂道を歩くのが遅いのかなと思っていたが平地でもだらだら歩く。そのくらい皆のんびりしている気がする。外資系企業の看板も驚くほど少ない。当たり前のようにコカ・コーラとSAMSUNGとHUAWEIは看板を掲げているが。インドほど濃厚ではなくタイとかベトナムよりは歯応えがある。街歩をいてるだけでニチャニチャしてしまう。ボリビア好きかも。ウユニはまだ行ってないけど、ボリビアはラパスも見所満載。明日のおばはんプロレスも楽しみ。
どうでもいいのだが、最近の悩みは肌荒れそして髭が生えないことだ。肌荒れは当ブログで常々申し上げている通り何をしても一向に良化の気配すら見えないのでほとほと諦めかけている。髭に関しては出国してから一度も剃っていないのだがチョビヒゲ程度で顎なんかツルツルだ。口の回りにちょろっと、それこそ陰毛生えたての中一レベルの毛量にしかなっておらずニキビと合間ってメガトン級の不潔感を醸し出している。カープの韋駄天菊池涼介や欧米人の髭に憧れる。なして、おいの男性ホルモンは吹き出物に全振りで髭には振ってくれんのや。親父も髭が濃いのに..。育毛剤でも買うたろかな。
23時前の気温は7度。朝方は4度まで下がり日中でも14度までしか上がらない。完全に冬だ。通りで鼻水が止まらないわけだ。高三から使ってるアディダスのダサい緑色のパーカーだけで乗りきれるのか。防寒は何もないし。とにかく風邪を引かないように気を付けよう。すでに顔面は熱を放っているが..。
続く