15日目

13時頃にベースキャンプから旅立ち、14時頃にアムステルダムはスキポール空港に到着。クソお世話になりました(c.v.サンジ)。
自動チェックインカウンターで搭乗券を発券。行きはなぜかできなかったが、ここではできた。謎であるが共同運航便で中国のカス航空単体ではないからだろう、おそらく。
自動発券はできたが、パリと福州で乗り継ぐからチケットが三枚必要なのに二枚しかでない。三枚目が出ないからキモいなと思いつつ、再度パネルをガチャガチャやっていたら同じやつがまた二枚出てきた。無限増殖できる模様。前日に同じ便で帰った林に話を聞くと、福州以降は現地でもう一度発券しなければならないらしい。ややこしい、めんどくさい。安かろう悪かろう。
その一方で、カス航空のくせに荷物は成田まで直接届けてくれるらしい。ありがたい一方でこの44時間にも及ぶ移動中、大量購入した要冷蔵のチーズちゃんたちがどうなるか心配でもある。15時ちょっと過ぎまでに迅速に華麗にエレガントにゲートインできたたものの、フライトは30分遅れるらしい。直前に10分出発時刻を早めたくせに30分遅らせる迷采配。むしろマイナス20。今回はKLM(オランダの航空会社)との共同運航とは言え、厦門航空(中国の航空会社)はやはりロクでもない。おそらく2度と利用しない。そもそも福州ってどこやねん。
ゲートで並んでいると目の前に日本人の女性二人組を発見。身なりでわかったわかったというよりかは『地球の歩き方』(フランス)をおっ広げていので気づいた。アムステルダムの街中でも『地球の歩き方』を見ながら歩いている姉ちゃんがいたけど、そんなん客引きの格好の的でっせ。気ぃつけやと言いたいが言えるはずもなく、彼女たちの会話にブツブツ突っ込みを入れる異常者になった。そもそもスマホもゴリゴリにつながるのだから『地球の歩き方』ってもう必要ないんじゃないだろうか。二人で一つの本を覗き混んで、どこに行こうかということが醍醐味なのか。自己解決。
18時半頃にパリに向けて出発、当初の予定から45分遅れである。どうしようもない。パリには30分遅れの19時半頃に到着。

60分のフライトなのに軽食まで。KLMやるじゃん。味はめちゃくちゃまずかった。予定は75分のフライトなのに一時間足らずで着いた、どないやねん。着陸してからも時間稼ぎなのか何なのか無限にグルグル回っていた。
着いてすぐにホステルの最寄り行きの地下鉄を目指す。空港併設の駅からだと10.3ユーロかかるが、一つ先の駅Roissypoleだと1.9ユーロで行けることは下調べ済。何しろ、旅行になれているから。空港からも二キロしか離れていない。が、探せど探せど空港併設の駅しか見つからない。おまけに、Roissypoleを探し始めた途端にWi-FiもGPSもお釈迦になった。インフォで聞いても、Roissypoleへの行き方を教えられずひたすら空港の駅を利用するよう促された。案内板の表示も空港駅しかない。一時間悪戦苦闘して諦めた。何か巨大な力を感じる..。骨折り損のくたびれ儲けだ。明日は空港の手前で降りるパターンに挑戦したい。
パリのメトロの質は今回地下鉄を利用した四都市の中でダントツで最悪。汚い狭い臭いの三拍子。空豆の臭いがする。ペストが蔓延するのも納得の汚染度。ブダペストの方がまだマシだった。車内もやたら暑い。ダラダラに汗をかきながら満員電車で人の温もりと効きすぎた暖房-エアコンの暖かさだけは超一流-を感じる。自分を変温動物と錯覚するくらいには、低温サウナに入ったくらいには多量の汗を流した。痩せれば良いが。
地下鉄の質に関してはアムステルダム>>>>>>>>>>ブリュッセル>>>ハンガリー>>>>>パリ。おフランスってG7、常任理事国なのになんでここちゃんとでけんのや。観光客も今回行った中ではダントツに多いはずなのに、謎過ぎる。
車内には電子案内板もないので、今どこにいるかもどこ行きなのかも不明。不安を感じながらも、適当に乗り続ける。30分しか乗らないのに10.3ユーロもする。その金で何とか設備投資でけへんか、フランス人は。
21時過ぎにパリ北駅に到着。ホステルまではここから5分と書いてあるが、天性の方向音痴をいらぬとこで発揮し一時間ほどかかった。場所が分かりにくすぎる、くたばれ。
22時過ぎにホステルにやっとの思いで到着。神経質な林がホステルは嫌だ。ホステルでも最悪良いけど、絶対にプライベートルームが必要だ!と芸能人気取って駄々をこねていたので久々のタコ部屋である。約一年ぶりだ。臭いし汚いし良いとこなど1つもないが、懐かしさを少し感じる。なんてことは全くなく、最悪。Wi-Fiはつながらないし、相変わらず白人はうるさい。ストレスで肌荒れするのがよくわかる。うんこも漏らすわそりゃ。よく去年こんなとこを半年も転々とできたなと、我ながら張本勲よろしくあっぱれをあげたい。いや岩崎恭子か。
荷物を降ろしてメトロでエッフェル塔と凱旋門へ。夜のパリは危ないと聞くが、明日のフライトは13時頃。10時に空港に着くとしたら、ホステルを出るのは9時過ぎ。朝に観光をしようものなら6時とかに起きないと行けない。そんなのは不可能に近い。
と思っていたが、夜のパリは見渡す限り黒人黒人、黒人の群れ、屈強な黒人、そして黒人の群れ。歩けるわけがない。冗談抜きで黒人が八割くらい。ひとつまみのスパイスに物乞い。夜中に一人で出歩くのは無理すぎる。ブリュッセルなんてかわいいもん。南米を思い出す。初めてこの旅行で日本帰りたい以外の感情を失った。
明朝、余裕があればエッフェル塔と凱旋門を拝みたいが。
続く