時間の感覚が些かおかしくなっている。というのも、外に一切出ず昼夜問わずジメジメしているこのかび臭い部屋でゴロゴロしながらお笑い動画とアイドルの動画を無限に観ているからである。他の滞在者やスタッフからの「こいつ何しに来とんねん」という視線は常に感じているが、そんなものに構っている暇はない。東村芽生依ちゃんの笑顔が俺を待っている。時たまバカのひとつ覚えみたいにスペイン語で何やらゴニョゴニョ喋りかけてくるやつがいるけれど、それ以外は特段変わったことはない。わからへんっちゅうねん。「オラ」にすらイライラしてきた。二ヶ月も聞き飽きたべ、その挨拶。もっと気の効いたトリッキーでおもろい挨拶はでけんのかいな。ほんとはわしが馴染まないかんねんけれども。とにかく、外に出てしまうとタバコを買ってしまうので良くない。そういう判断の下引きこもっていたのだが、案の定50時間に及ぶ禁煙には終止符が打たれてしまいました。トホホ。それでも、クレカが使えるという収穫があったので今日は良しとしましょうや。
一二九日目
この宿は大変だった。艷女と言うに相応しいブラジルのナオンがいて、深夜まで流れるクラブミュージックには睡眠を阻害された。朝飯はあると豪語しておきながらなかったりする。こことおさらばして別の安宿へ。道中、70ドルほどを両替。46900ペソを手に入れる。20ドル×2は紙幣にちょこっとだけ切れ目が入ってるだけで交換できません。厳しい。アルゼンチンではセロテープぐるぐるの現地紙幣が使えたけど、ドルの交換は南米のどこでも厳しい。ネパールでもきれいじゃないといかんかったな。今朝吸いきったタバコを買いたいけど、やっぱり一箱500円はくだらないので手が出ません。ニュー宿の近くのスーパーで買いもんをかまします。パスタと牛乳、あとは水。クレカは前回使えなかったので諦めて現金でなくなく支払い。
夕刻に再びキッチンへ向かう。一昨日買った100円もするパスタソースをついに解禁しようとしたのだが、冷蔵庫に入れてたらあかんのやわ。卵パクられた時点で気づくべきやった。この宿に来るまでは確かにあったパスタソースもパクられとんのですわ。
夜はルームメイトの地獄の歯ぎしり&嵐の屁。寝言かわからんけど、ラテン系って急に奇声発するけどありゃなんなんや。あと人種問わんけどクソデカため息するやつ。どういうつもりやねん、あれは。何のアピールでそんなため息つくねん。
一三〇日目
ずっとパワプロをしていました。終わり。
一三一日目
パスタ400グラムは二回で消費される。朝飯に宿で出てくるまずいパンをこれでもかと食し、昼飯とも晩飯ともつかない15時頃にパスタをたらふく茹でてにんにくで炒める生活。野菜を一週間ほど食べていないが、肌がマシになっている。マジで意味がわからない。その生命線となるパスタがなくなったので買い物へ。
パスタとパスタソース×3と謎のジュースで3ドルほど。謎のジュースが1.5ドルほどしたな。クレカをダメ元でやったらここでは使えるんですわ。この間使った店と同じ名前の店。場所を変えたら行けるとかあるんや。嬉しすぎてタバコ現金で買いましたね。何とかチリものりきれそうで。
続く











