お久しぶりの「歌碑」シリーズ…
歌謡曲のファンになってから、「歌碑」をながめるのも好きになりまして、
散歩のついでに撮っています。
今回は「歌碑」というか、歌にまつわるお話ということで…。
「セーラームーン」のマンホールを見にいった時に、麻布十番に童謡『赤い靴』のモデルになった「きみちゃん」の像がありました。
あれ?
赤い靴の女の子は横浜から船で外国に行ったんではなかったっけ?
この像の下に説明が書いてありました↓
「赤い靴はいてた女の子は
今、この街に眠っています。
野口雨情の童謡「赤い靴」の詩にはモデルがありました。
その女の子の名前は「きみちゃん」
きみちゃんは赤ちゃんの時、いろいろな事情で、アメリカ人宣教師の養女に出されます。母 かよさんはきみちゃんがアメリカに行って幸せに暮らしていると信じて、雨情にこのことを話し、この詩が生まれました。しかし、きみちゃんは病気のためアメリカには行けませんでした。
明治四十四年九月、当時麻布永坂町、今の十番稲荷神社のあるところにあった孤児院で、ひとり寂しく亡くなったのです。まだ 九歳でした。
母と子の愛の絆を、この「きみちゃん」の像に託して、
今、みなさまの幸せを祈ってやみません。」
…え、日本で亡くなったんですね。きみちゃん。
「いろいろな事情」って、なにか事情があったのでしょうか…。
ちなみに、孤児院があったという場所〝十番稲荷神社〟は、(ちょっと前のブログに載せましたが)あの「かえる」の像があるところです。
麻布十番でも、石畳の雰囲気が洒落ていて、木漏れ日が優しい、横浜のような、外国の街角のような雰囲気の場所に、きみちゃんの像があります。
何気なく口ずさんでいた歌の中にも、モデルになった人が居て、ドラマがあるのだなと思う…。
きみちゃんの像が、それを教えてくれた気がしました。
黒柳タピ子
※ここまでの記事に「いいね」くださった方、読んでくださった方、ありがとうございました。
※…と、ここまで書いてからですね、ちょっと調べてみたら、「赤い靴」の歌碑は静岡にもあるらしいということがわかりました!
え、大滝ひかるさん(横浜出身)に近いかと思ったら、駿河ヤマトさん(静岡出身)にも近かったのか!?←推しの歌謡グループ軸で考えがち(^_^;)
なんでー♪どうして 横浜…♪
北海道にもあるとのこと。ふむむ…。
なんだか広がってきちゃったぞ…。
それぞれの観光協会のHPにも説明が載っていたりしました。
きみちゃん、君は、今の世の中で、こんなにも愛されておるぞ!
…もっとも、謎の部分もあるようなんですが(^_^;)
※中学生くらいの時に『赤い靴』を聴いた時、
「いまでは 青い目になっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう…」という歌詞が、結構、衝撃的でした…( ゚Д゚)カラコン!?。
この歌の最後は、
「赤い靴 見るたび
異人さんに 逢うたび 考える」
という歌詞で終わるのですが、野口雨情、すごいなぁ…。
余韻が残る(´;ω;`)
聴いている人もみんな、あの子はどうしているのかなって考えてしまうような(T . T)感じがします。