風の港と魔法。 | 黒柳タピ子の部屋

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思いつきでブログは進む。

年末年始の休みに実は読んでいた本があって、

すぐに、その感想を書こうと思っていたのですが、

あの事故がありまして…。

いったん、保留にしました。

本日は図書館記念日ということで、久しぶりに本について…。

 

『風の港』村山早紀/著 ポプラ社 2022

(…以前空港に行った時に記念に買った、人気キャラクターの羽田空港限定のステッカーと一緒に)。

 「人生を旅になぞらえるとすれば

空港とは 風の港」 (p288)

 

空港を舞台とした、5つのお話が収められています。

 

夢やぶれて故郷へ帰る途中の漫画家、空港の中の書店で働く女性、旅番組の撮影帰りの女優、新人賞を受賞して式に参加するために上京した女性、世界中を旅しているマジシャンの魔女…。

 

それぞれの登場人物に共感できる部分がありました…。

 

失恋も、家族を失った悲しみも、友人とケンカ別れしたまま年月が経ってしまったことも…。

ふと、旅の途中で思い出すことがあるのかもしれません。

 

空港の書店で働く夢芽子が主人公の『それぞれの空(第二話)』で、夢芽子の祖母が語る言葉が何度か出てくるのですが、確かに、本や読書が好きな人間には、ああ、と共感できました…。

 

「本には魔法の力があるの。紙に印刷された絵や言葉を見るだけで、そこにはない世界が見えてくるって、不思議でしょ? 魔法の呪文が書いてあるみたいじゃない? 本はきっと魔法でできているの。本屋さんは魔法を並べて売っているんだわ」(p126)

 

本屋さんや図書館が好きだったけど(今でも好きです)、

きっと活字の魔法に魅せられているからですね(^^;)

 

マジシャンの女性(魔女!?)が主人公の話も、ファンタスティックな雰囲気が出ていて(なおかつ人間味もある…)、

作者の村山早紀さんは、きっとこういう物語を書かれるのが得意なんだろうなぁ…と思う。

 

図書館で最後に借りた本は?

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「空港」という場所も、不思議な場所ですよね。 

華やかな店が並ぶ、広いターミナルの中、窓の外は飛行機、時おり飛行機の離発着を知らせるアナウンスは魔法の呪文のように流れる…。

 

…って、連休中は混んでそうですが(^_^;)

落ち着いたら、また行きたいなぁ(笑)

こっそり、東京ばな○の限定の味とか買いたい(^_^;)

 

もうすぐ…来月は、飛行機大好きエアボーイのハイブリッドシンガー松阪ゆうきさんの新曲発売だぁ!

…明日は、歌謡グループはやぶささんと松阪ゆうきさんが同じ舞台に立たれる、あの公開収録にもゆきたかった(>_<)

 

※ここまでの記事に「いいね」くださった方、今月も読んでくださった方、皆さま、ありがとうございました。

 

黒柳タピ子

 

 

追)

桂由美さんの訃報…。

水森かおりさんのブログにも。

水森さんのドレスが桂由美さんデザインなのを知ってから、素敵だなぁと思っていて(もちろん、水森さんもまた颯爽と着こなしていらっしゃるのだけれども)。

歌謡曲ファンとしてもさみしい。

紅白のドミノドレス!すごかったです!