2017年秋
父がトルコに遊びに来てくれて
一緒にブルサ旅行をしたときのこと。
とあるジャーミィ(モスク)で
「さっき行った一番有名なトコより
なんかこっちのが好みかも♡」
と思いながら見入っていたら
「ニホンジン?」
と声を掛けられた。
・・・アレ?
ここ、スルタンアフメットだったっけ?!
と、一瞬思ったよね。
* * * * *
スルタンアフメットとは・・・
イスタンブールの観光地の中心であり
ブルーモスクやアヤソフィアをはじめ
数々の観光名所が集まるエリアのこと。
日本語を武器に近づく
客引き・詐欺師が多数生息する地でもある。
また、日本語を話さずとも
親切風を装って近づいて来る輩も多数。
なんならトルコ人ではなく外国人を装ったり
旅行者を装ったりする輩もいる。
リアル外国人を雇って、相手に安心感を与え
心(とか財布とか)を開かせる手法も。
彼らのお家芸(手口)を知っているひとが見れば
親切風はうわべだけで怪しさ満載だし
パッと見で見抜けるもんだけど
トルコに免疫のないひとからすると
イイヒトだったり愉快ナヒトに見える傾向あり。
彼らは、外国人観光客の行動パターンや
心理の移り変わりまでを知り尽くした
いわば、プロフェッショナル集団。
危機管理/危険察知能力を装備してない人が
下手にココロを開くと痛い目みるで~。
餌食にならぬよう、気をつけましょ~。
高価なお買い物も
自分が納得してお金を出すなら問題なし!
だと思うけど、帰国後に夢から覚めて
やれ騙された!やれボッタクラレタ!
と騒いだところで、あとの祭り。
出会ったばかりのシラナイヒトの
言葉をまるっと信じてついて行って
高額請求のち脅しにあって
痛い目みるパターンも多いこと。
騙す相手が悪いのはもちろんだけど
騙される隙のある自分も顧みましょう。
みんながみんなワルイヒト
でもないけど
みんながみんなイイヒト
なわけでもない。
トルコに限らず、そうDA・YO・NE!!
本題から脱線しまくりだけど
トマラナイよね、スルタンアフメット話。
トルコで旅行業に携わって来た中で
数々の「騙される日本人」を間近で見て来たのと
観光にまつわる質問を受けることが多いので
ちょっとコバナシ(にしては長い)挟みました~。
* * * * *
いちおココも
ブルサの観光地なわけだけど
トルコ=危険の国!
レッテル貼られて、その余波で
外国人ぜーんぜんいないし。
(2017年当時)
そんなタイミングでブルサの地で
日本語で話かけられるとは
オモワナカッタアルヨ。
だいぶうろ覚えなので
間違ってたら申し訳ないのだけど
その方は
私たちが見学してたジャーミィの
タイルの修復師をする傍ら
自分の作品(トルコタイルおよび陶器)や
トルコ絨毯等を扱うお店をやっていて
仕事で日本に行ったことがある
だとか
ブルサまでわざわざ買付けに来る
日本人のお客さんがいる
だとか
そんなようなことを言っていた。
・・・気がする。笑
彼は私たち親子と
イロイロとお話をしたかったようで
「トルココーヒーを淹れるから
是非お店に来てください!
すぐ近くだから!
トルココーヒーも普通のではなく
特別なやつだから!」
とお誘いいただいた。
私と父は、正直なところ
彼とイロイロお話する気はなかったので←
「まだココをゆっくり見たいから。
時間があったら寄りますね。」
くらいにお返事を。
彼もなんとなく察してくれたようで
(たぶん客引きなわけではなく
本当に話がしたかっただけ?かな?)
しつこくされることもなく終了。
ジャーミィタイムを堪能し
さて、どっかカフェでも行こうかね♪
と歩き出したら
「おーい!こっちこっち!」
と、さっきの彼。
・・・お・・・おぅ・・・。
彼と話をしたいわけではないが←
特別なコーヒー気になるし
(今思えば、メネンゲチ・カフヴェシだった)
口車に乗せられない自信あるし
ま、いっか。
と、寄ってみた。
ちなみに特別なコーヒーこと
メネンゲチ・カフヴェシは
こちら↓を参考にどうぞ。
お店に入ると
彼の作品(トルコタイル・陶器)を中心に
所狭しと並べられた商品たち。
間もなくしてコーヒーが登場すると
私たちに作品(商品)の説明をしながら
見せてまわってくれた。
と思ったら
急に外からワチャワチャと
団体様がご来店~!
マレーシアだかインドネシアだか
忘れちゃったけど
東南アジア系のお客さんたちで
お客さんが入って来るなり
明らかに商売人スイッチON!となった彼w
お客さんの国の言葉で
巧みにやりとりをしています。
(観光客相手に商売をするひとは
様々な外国語が話せるもんです。
商売に必要な単語だけを
器用に覚えるのね~。感心!)
完全放置プレイの我々、平たい顔族は
むしろラッキー♪
上の階が気になったので
彼に見てきていいか確認したら
「いいよいいよ!好きに見てきて!
(今、それどころじゃないから!)」
と言われたので
おっじゃまっしまーす。
と、ひとり階段をのぼっていく。
そこで見たのがこの光景。
人っこひとりいない空間に
お客さん行かせちゃって大丈夫?笑
で、この写真を久しぶりに見たら
前述のエピソードを思い出して
なんだか記したくなった。
っていうね。
そういえばブルサって
何気に2回行ったことあるし
写真もいーっぱいあるんだけど
紹介したこと皆無?
もしくは、ほぼない?ような。
頑張れば
イスタンブールから日帰りできるし
(頑張らなくていいと思うけど)
大抵みなさん
さくっと1泊!てな感じだから
気軽に行けますよ~。
また機会があれば
ご紹介いたします~。
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