出汁のカホリを嗅ぎつつ思うこと。 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!

 

ハンバーガー大国のルームメイトたちと暮らし始めて

あっという間に2か月半が過ぎた。

 

彼女たちとの暮らしは、互いに全く干渉し合わず

基本的に、業務連絡以外話すことがない。

 

引越し当初

「ネイティブと暮らして英語上達しちゃうかも♪」

なんて思っていたが

上達するほど喋る機会も、なんなら

家の中で顔を合わす機会すらない。

 

さすがハンバーガー国のひと!個人主義~!!

かもしれないし

え、そんな関係性寂しい!!

かもしれないけれど

今の私にとっては、その距離感がなんとも心地良い。

 

そしてコミュニケーションを取る機会は少なくても

彼女たちが私をルームメイトとして歓迎してくれていて

イイ娘たちであることは、生活の節々で感じる。

 

 

今日、予定がキャンセルになったので

思う存分ゴロゴロタイムを満喫していたらw

日本人の友達から

「レトルト鰻があるから、一緒に食べよう」

のお誘い。

 

我が家に出向いてくれるとのことなので

とりあえずお味噌汁とごはんを用意しておこうと

キッチンでゴソゴソ作業を始めた。

 

 

 

 

天下の茅乃舎さんのおだしを使って味噌汁づくり。

(もちろんトルコでは手に入りませんよw)

 

キッチンに、いや家中に広がる出汁のかほりに

「ふぁ~、幸せやわぁ~♡」

と思いつつ、うっとりしていると

 

そこにやって来た(通り過ぎた、が正しい表現w)

第1ハンバーガーちゃん。

 

充満する匂いに何か反応するわけでもなく

「ちょっと失礼~」と言って用事を済ませて

去っていった。

 

 

以前、これまた私がキッチンで

出汁やら醤油やら、なんならゴマ油やらを使って

アジア全開な匂いをさせつつ料理をしていたとき

そこにやって来た(この場合もまた、通り過ぎた、が正しい表現w)

第2ハンバーガーちゃん。

 

彼女もまた、充満する匂いに特に反応することもなく

まな板の上に置いていた菜箸を手に取り

「日本のグッズってホント可愛いよね~、大好き!」

と言って去っていった。

 

 

改めて思うのです。

私の作る料理の匂いを

不快に思わない人たちと暮らせてよかった、と。

 

 

以前、日本人の友達が家探し(ルームシェア)をしていたとき

とあるトルコ女子の家を見に行ったそうな。

そのときに言われたことが

「あなた、ご飯炊いたりする?」だったそうな。

 

は?!なんだ、その質問?って感じでしょうがね

トルコ女子が続けた言葉はこうだったそうな。

 

「以前のルームメイトが中国人で、彼女が朝からご飯を炊いていて

その匂いが耐えられなかった。」

 

と・・・。

 

ポロッ。 ←目からウロコの様子w

 

 

確かに。

私もトルコ人によく言われるです。

「日本人って、朝から米食べるんでしょ?」って。

 

 

トルコでもお米は食べるし、どこのスーパーにも

いろんな種類のものが売っています。

 

 

 

BALDO/バルドー(写真) や OSMANCIK/オスマンジュック の種類が

日本米に近いといわれているので、いつもそのどちらかを買います。

 

 

トルコ人もお米は食べるけど、それは主食としてではなく

あくまでもおかずの一品で、添え物的な存在です。

塩やらバターやら味のついたピラフ状のものを食べます。

 

主食はパン!

朝はチーズとオリーブと野菜と卵料理とジャムとetc・・・

な彼らにとって

朝イチで嗅ぐ、ご飯が炊ける匂いというのは不快なもののようです。

(もちろん個人差ありますよ、あしからず。)

 

 

確かに、アジア料理の匂いって、独特だもんねぇ。

嗅ぎ慣れない人からしたら不快かもねぇ。

 

でも「不快だから、家でご飯炊かないでくれる?」

っていうのも言いにくいだろうし

「わかった、家でご飯炊きません。」

っていうのもツライだろうし。

 

てなわけで

出汁のカホリを充満させつつ料理をしていても

顔色ひとつ変えないハンバーガーちゃんたちで

改めて良かったな~。と思ったのでした。

 

さ~て、鰻が来るぞ、鰻が来るぞ♪

 

もわわ~んと、匂いさせながらご飯炊き始めよう!

 

 

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