スーパーのレジは、ちょっとした戦い。
特に利用客の多い時間帯に居合わせたときは
「どこのレジに並ぶのが正解か」を
よくよく見極める必要がある。
なぜなら、いろんなドラマが生まれる場所だから。
イチャモンつけだす客
いきなりレジから立ち去る店員
その他モロモロ・・・
一番列の短いレジに並んだはずなのに
一番列の長いレジの最後尾のひとが会計を済ませ
店を出て行く姿を見送ること・・・
あるよねぇ~。
本題に入る前に、トルコのスーパーあるあるをおさらい。
過去記事↓にて復習どうぞ!
はい、復習からおかえりなさいませ。
ということでですね、レジの列に並んでいて
やっと自分の番がやって来たぜ!
と、ポイントカードを店員さんに渡そうとすると
背後からやって来るんです。
「ひとつだけだから、先にいいですか?」って。
声掛けやすいキャラなのか
イイヨ!って言いそうなオーラがでてるのか
たまたまなのか・・・
よく遭遇するんですよね、このパターン。
要は、自分は商品ひとつしか買わないから
会計もすぐに済む。
だから先に会計をさせてくれ。
という申し出ですね。
うん、その感覚・・・
なぞぉーーーーーーーー。
空いてる状態のときに言われるならまだしも
みんな長い列に並んで待ってる中のその申し出。
いや、あんた。ちゃんと並びぃや。
どんだけ短気やねーん。
と、言いたくなるのは私だけ?
いや、実際に短気な人多いんですけど。
あと、待てない。とにかく待つのが苦痛らしい。
ホントに急いでるなら別にいいんだけど
ただ単に、自分がガマンできないからって理由でしょ?
コドモか!って話なわけですよ。
(でも実際に、コドモ級にガマンができない人多い。)
ということで、あんまり好きじゃないんです私。
トルコの「先にいいですか?」の文化が。
突然ですが、ディスプレイ大賞な八百屋さんのお写真を。
キャベツ on the ネギ!
芸術が爆発しておる~。すばらしいセンスです~。
天井から吊るされるバナナ(葉っぱ隊を添えて♪)
灯火のごとく連なるリンゴ。
なんて斬新なディスプレイなのぉーーー!!!
ということでね
なんでその文化がいけ好かないと感じるのかってのが
よくよく分かった瞬間がありましてね。
前回の記事
で書いたように、カフェにおこもりする前に
スーパーに寄って水を買ったときのこと。
このときもレジは混み合っており
どこに並んでも一緒かな~と思いながら
適当に、とある列に並んだわけですよ。
私の前に並んでた人の番がやってきて
「おぉー。お姉さん、結構買うねぇー。」と思いつつ
ボォーッとお姉さんがお会計予定の
商品の山を眺めていたわけ。
店員さんがいつものごとく
「ポイントカードお持ちですか?」と聞くと
お姉さんがまさかの言葉を言ったわけですよ。
「後ろの人、水だけだから先にやってあげて。」と。
ヘイ!ヘイ!!ヘーーーーーーーーイ!!!
そんなトルコジンはじめてアルヨッ。
よっ、イイオンナ!!!!!
か・ん・げ・き♡
多謝!多謝!多謝!!!
てな感じで、お姉さんの目を見つめながら
「てしぇきゅるえでりむ♡♡♡」
と告げ、先にお会計をさせてもらった私。
そして気が付いたのだ。
これこそが、美徳なのだと。
「先にいいですか?」ではなく
「お先にどうぞ!」こそが
私にとっての美徳なのだ。
だからいつも、違和感を覚えるのだ。
自らおねだりしてくる人々に。
どんなに図々しくなっても
そこの美徳感覚は失いたくないんだな、私。
私もお姉さんを見習ってみよう。
後ろの人に言われる前に
自ら気付いて声を掛けてあげよう。
「お先にどうぞ!」って。
いんやぁー、でっきっるっかなぁー?!笑
まぁ、それはできたとしても
列に並ぶのを無視して
レジの目の前までズカズカ進んできて
「先にいいですか?」っていうやつは
やっぱりムムムゥーだわー。