トルコで英語学校の体験授業の巻【後半】 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

*tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!

 
ABCをアーベージェーではなくエービーシーと読めるようになりたいっ!
※アーベージェーはトルコ語読みです。
ということで、トルコで英語学校に通おう計画!と題して行ってみた体験授業の続き。
前半は→コチラ←から。
 
10人はいるはずのクラスにも関わらず
授業開始15分経過の時点で教室にいるのは、生徒1人+先生+私のみ。
あとの9人どこ行った~??笑
 
10:15を過ぎたところで、ボチボチ他の生徒が来始める。
入って来るひと来る人、私を見ては「え?なぜゆえのガイジン?!」とビックリ顔。
授業ををよそに、みんなヒソヒソ私のウワサ話w
離れた席に座っている女子(Kawaiiって単語が好きそうな子w)が私に興味津々で
隣の男子(授業が始まる前に私がお喋りした人)に私の情報をイロイロ聞いている。
そして口パクで「ジャポン??(日本人?)」と嬉しそうな顔して聞いてくる。
はいー、注目すべきは私ではなく、先生の方ですよー。
 
生徒がやっと揃ったと思った11:00、早くも休憩時間に入りまーす。
休憩時間になると、Kawaiiちゃん(勝手に命名)が駆け寄ってくる。
「えー、日本人なのー?ここに住んでるのー?わぁーステキー☆」
干支一周して+αくらい私が年上であろうということを、きっと彼女は知らない。
 
「私達、チャイを買いに行くけどあなたも飲む?」とお誘いいただき、私も付いて行く。
学校内にも喫茶コーナーがあるようだけど、そこではなく近くのカフェへ。
それにしても休憩時間って何分なんだろう?と思い、聞いてみる。
「えーっとね、10分だよ。」
・・・あ、そう。カフェに到着し注文する前の時点で、すでに10分経ってる気がしますが。
「私達、いつもこうなの。エヘッ。」
へ、へぇ~。そなんだ~。
結局チャイはテイクアウトにしてもらい、次の休憩時間にグラスを返却しに来ることに。
まぁ軽く20分は休憩したねw 教室に戻ると、すでに授業開始しとりました。
 
さて、授業の様子はどうだったかというと。
まずもって教科書や先生の教え方がどうこうの前に、みなさんの授業態度が・・・ね。
リアリー?!マジで―??と、ツッコミどころが満載である意味おもしろかったです。
 
 
* とにかく私語が多い。
んまー喋る喋る、よく喋る。しかもトルコ語で喋るもんだから
先生(外国人でトルコ語ほとんどわからない)が、生徒に置いてきぼりにされる始末。
英語よりトルコ語が耳に入って来ることのが断然多く(英語2:トルコ語8くらいw)
「えーっと、私はトルコ語のレッスンに来たんだっけ??」と錯覚するほど。
 
* 先生の立場とか考えない。
先生の説明を聞いている間、自分の中で何か納得したらしいKawaiiちゃん。
説明を遮り「ちょっといいですか?」と立ち上がり、板書用ホワイトボードに何やら書き出す。
そしておもむろに、他の生徒たちに説明をし出す。もちろんトルコ語でw
みんなもトルコ語での説明に「なるほどー」と納得。
えーっと、、、先生の立場って一体。しかも先生もまだ若いから、分かりやすくムッとしてたし。
 
* 正解/不正解をすぐ知りたい。
数問ある練習問題を各自解いて、あとでみんなで答え合わせ。って流れのはずが
1問解き終わるごとに先生を呼んでは「先生、これ合ってる?」と確認。
正解/不正解を1問ずつ確認しないことには、次の問題に進めないらしい。
 
* 移動したっきり定位置に戻らない。
グループワークをするために机&椅子移動した子がいて、グループワークが終わっても尚
元の場所へ戻らずそのまま受講。先生的に正直目障りwな場所に陣取っているため
先生がやんわりと「そこの場所、授業受けづらくない?」と聞いたものの
『うん、大丈夫。』と言って、結局最後までその位置で受講していらっしゃいましたとさ。
 
* 待てない!今すぐ!!
先生が説明をしているとき、隣の席の子が声を掛けてきたと思ったら
「ねぇねぇ、日本語であなたの名前書いてみて!」とノートを差し出された。
思い立ったが吉日。今すぐじゃないとイヤなのよー!なトルコ人ですから。
漢字/ひらがな/カタカナの3パターンで書いてあげたら、大興奮してらっしゃいました。
ちなみに今は、日本語じゃなくて英語の授業中ですよw
 
* 休憩のタイミングは生徒が決める。
子供じゃなくて大人が受ける授業なのに、3.5時間の授業に対して4回の休憩って多いよね。
さらにみんなが遅刻して来るもんだから、実際の授業開始は10時半だったし。
ということは3時間の授業で4回の休憩。どんだけー。
それでも集中力が続かないらしいトルコ人、先生の説明が一区切りすると
「休憩しよっか!」と先生に提案。
きっと30分以上じっとしてると、ムズムズしてくるんだと思う。笑
 
* 民族問題あるある。
トルコ人に政治・宗教・歴史・サッカーの話をさせたら最後、こちらが音をあげても尚
話し続けていると思う。休憩時間にひょんなことから教室内は歴史の話に。
トルコ人が世界に誇る、オスマン帝国時代のやった/やらない問題で、ヒートアップ!
白熱のあまり、休憩が終わり先生が教室に戻って来ても続く討論会。
先生も正直うんざり顔で、トルコ語会話につき会話の内容は理解できないものの
タイミングよく「Evet./エベット(えぇ)」 「Doğru./ドール(その通り)」とトルコ語で相槌を入れて
茶化しておりました。それでもトマラナイ討論会。
先生は唐突にリスニングのテープを流し、強制的に授業モードに持って行ったのでした。
導線は短く、着火すると消火不能なトルコ人のメラメラ熱。ヤケド注意。
 
 
っと、実際にはまだイロイロあるんですがね。もう十分でしょ?!笑
先生&生徒たち共に20代前半~半ばという若いクラスだったから。
もしくは私が行った日が、参加したクラスがたまたまそうだった。
ということもあるかも知れませんが・・・ね。ハハハ。
 
以前、トルコ語学校に通ってたとき、世界各国の人たちと一緒に授業を受けて来ましたが
それと比べても、トルコ人のみなさんキ・テ・ル!わぁ。やっぱり。
 
この環境の中で英語の勉強をする勇気が、というか
この環境で勉強することにお金を払う勇気が、私にはなかった。
 
授業後に受付嬢のところへ行くと、以前私に間違ったスケジュールを伝えた人が!
「どぉ?授業気に入った??」と悪びれもなく聞いてきた。
そもそも教えてもらったスケジュールが間違ってるし、一時帰国と被るから参加できない。
と伝えたが、もちろん謝る・・・わけがない!
 
こちとら波風立てる気もないですし、もはやネタという名の収穫があったからいいですよ。
なんて思いつつ「日本から戻ったら、また話しに来ます♪(ぜってー来ないけど!)」
と言って、笑顔でサヨナラしてきましたとさ。
 
ということで、トルコで英語学校に通おう計画!残念ながら計画倒れとなりましたとさ。
ちゃんちゃん。おしまい。