物質的に豊かで恵まれた平和な国、日本で生まれ育ち
民族・宗教・テロ・戦争・難民等の問題を
身近に肌で感じつつトルコで暮らす今。
(こう書くと、すごい危険な怖い場所と思われがちですが
イスタンブールの街の状況は、至って通常通りです。)
街に出れば、シリアから逃れてきた人々が
働いていたり、物乞いをしていたり
高頻度で「テロの危険性」という言葉を耳にしたり。
日本にいた頃には想像できなかった光景を目にしたり
状況だったりするけれど、ここに身を置きながら
感じ・気づき・葛藤し・学ぶことは本当に多いです。
11月13日にパリで起きたテロ事件のことが
世界各地で大々的に報道される中
様々な立場や角度から書かれた関連記事に
目を通すことが多かった、ここ数日。
私自身は、今まで通りの日常を過ごしながらも
モヤモヤ・ザワザワとした気持ちが続く中
ふと目にした、友人の言葉。
中学・高校の同級生で
数年前に、横浜から瀬戸内の島にIターン移住した彼女。
現在は、畑をしながらヤギを飼いつつ
自然の中で、旦那様と共に2人のこどもを育てています。
今までにも、彼女の発する言葉には
首がもげそうになるほど頷き、共感することが
何度となくありましたが
数日前に、彼女のこの言葉を読んだとき
すぅーっと心に沁みて、行き場のない感情が
救われた気持ちになりました。
ここトルコで暮らしながら感じることが
遠い日本で暮らす彼女の言葉そのものだったので
繋がりを感じられたことが、素直に嬉しかったです。
今日は、彼女の言葉と
瀬戸内の美しい朝陽の写真をご紹介☆
(・・・前置き長っ!)
『朝陽を浴びながら 祈る』
こどもたちが起きるまえ
洗濯をして家事をして
居間の窓を開け放つ
おだやかな海面に黄金の道ができている
洗面台の白壁が朝陽色に染まってゆく
太陽のエネルギーに感謝して
世界で起きてることに心を馳せる
もうこれ以上
おなじ人間同士での ころしあいがなくなるように
国と国、宗教と宗教、などではなく
ただひととして 自然の一部として
穏やかに健やかに生きていくことができないか
人間は少し頭が発達しすぎたのではなかろうか
自然や動物たちから離れずに
それぞれが日々食べものを生み出して
分かち合ったり交換したりして暮らしていた頃のほうが
よかったのではないか なんてことを考える
複雑化した問題のなかで
よりシンプルに戻っていく方に
なにか鍵があるように私は思う
ご愛読ありがとうございます。
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