以前から行ってみたかった
Panorama 1453 Tarih Müzesi/パノラマ歴史博物館。
この外観、ふと武道館を思い出しました。
まずもって、博物館前の広場にあるオブジェがナゾ。
こここ・・・これは、なぁに?
だいーぶファンシーなんですけど、もしかして・・・大砲ですか?!
このセンス、衝撃!
所々、これまたファンシーなサムシングが・・・。
もしかして、砲弾?ですか??
気を取り直して、入場。
壁一面のパネル説明をナナメ読みしつつ・・・
(全部読むほどのトルコ語力も英語力も気力も持ち合わせておらず。)
トルコ歴史マニアには、たまらんお土産だなぁー。(記念メダル)
とか
階段の壁画も迫力あるなぁー。
とか思いつつ、進んで行きます。
ところでこのパノラマ博物館、何についての博物館って?
コンスタンティノープル陥落(1453年)の様子を
大迫力のドーム型パノラマ展示で表現した博物館です。
実際には、ドームがカポッとはまってまして
見物客たちは、中心部(tapistanbulのとこ)から見学する形となります。
薄暗い階段をあがっていくと、パノラマ展示スペースへ。
ドームに描かれた絵と、実際に置かれた模型との境がわからなくなる。
音響効果も相まって、まるで戦場の中に自分もいるような錯覚に陥る・・・
そんな大迫力なパノラマ展示!!!
って、写真じゃ伝わらないんですよね~。残念ですが。
これは実際に行かないと分からない迫力感です。
あまりにもリアルに描かれた絵を、まじまじと見ていたら・・・
衛生兵~!衛生兵~!!
ÇIKIŞ/EXIT(出口)に命からがら手を伸ばしている負傷者ハッケン!!!
オスマン帝国軍を率い、ビザンツ帝国を滅亡に追い込んだ
メフメト2世(ファーティヒ・スルタン)は若干23歳!
ドーム展示を満喫した後は、トルコの子供たちの絵を堪能。
当たり前なんだけど
改めて「私が子供の時に描いた絵とは違う。異文化だ。」と思ったのでした。
育ってきた環境の中で受ける影響というのは、人格や価値観を形成する大きな要素。
同じ日本人同士だって、バックボーンの違いでズレが生じるんだから
外国人同士なんて、分かり合えなくて当然だ!と、よく思う。
分かり合えないの前提で考えてると、分かり合えたときの感動が大きいです。はい。
重ねて展示しちゃったら、隠れて見えない絵を描いた子の親が
モンスターと化しちゃうYo!
これを描いたのは子供じゃないよ。
左側にはガラタ塔?らしき建物があるから、今でいうヨーロッパ側新市街。
真ん中を縦に流れるのは金閣湾。
右側にはトプカプ宮殿?やらアヤソフィア?やらがあるので、今でいうヨーロッパ側旧市街。
上にちょろっとだけ見えるのがアジア側。
乙女の塔やボスポラス海峡も。
みんなも見つけてみてね♪

外に出てみると、コレですよ。
さっき見た、コンスタンティノープル陥落の画から一転
生活感たっぷりな日常風景の中にある、城壁。
くぅーーーーー。コレだよコレ。
この城壁を突破するのが、どれだけ大変だったことか!
この城壁を突破して、コンスタンティノープルはイスタンブールとなったのか!
正直、私、歴史というものが苦手分野なのですが
トルコに住んでみてからというもの、“歴史”が生活の中に多々存在するので
フツフツと興味が沸いて来ることがしばしば。
今回も、モーレツに“コンスタンティノープル陥落”について学びたくなったので
さっそく本を読んでみようと思います!
こうやって、実物を目の当たりにしてから興味を持って学んで
また新たな視点で実物を目の当たりにして・・・。
そういうことができる環境で生活ができること、ありがたくってたまらんな!
トルコの歴史に興味がある方、歴史に目覚めたい方にオススメです★
日本語音声ガイドもあるようなので、よりよく理解したい方は、そちらもご利用ください。


入館料 :外国人10TL/トルコ人・イカメット所有者5TL
最寄駅 :メトロビュスまたはトラムヴァイのトプカプ駅より数分
トラムの場合、トラムを降りて地上に出て見回すと建物が見えます。
U R L :http://panoramikmuze.com/
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