罪と罰。 | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

*tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!


イカメットを手にした昨日

その帰り道に

いつもイロイロお世話になってるおじちゃんに
(参照:体験記【1】体験記【2】体験記【3】)

報告しに行きました。


おじちゃん

某アパレルメーカーの店舗オーナーなのですが

そのお店に行くと

店頭で、おじちゃんと若者男子が会話中。

周りには、その友達とみられる2人の女子。

何やら“ただらなぬ雰囲気”を察した私は

しばらく遠方で待っていることにしました。


若者たちが店の前から離れたとこを見届けて

中年日本女子wが入店。


店内には、さらにもうひとり

レジ前で店員さんたちと話している若者男子の姿。

「はっはぁ~ん、これはアレだな。」

ビビビッとキちゃいました。



中年日本女子の存在に気づいたおじちゃん

いつものようにビッグウェルカムで迎えてくれつつ

実はそれどころじゃなさそうな様子。


たぴ:「どーしたの?もしかして・・・。」

おじ:「そう、万引き。」


おぉ~、予感的中。

万引き現行犯逮捕に出くわすだなんて

今日はイカメット受取りのことといい

いろんなことが起こる日だ。


たぴ:「お店の中、見て待ってるね~。」

おじ:「たぴ、分かってるな?ここはキミの店だ。
気に入ったものがあったら、好きなだけ持って行きなさい。」

・・・結構です(´д`lll)



お店に行くたび

店員さんに「オレの日本人の友達だ。」と紹介され

上顧客扱いをされ(でも買ったことももらったこともほとんどない)

さらに店内の商品を品定めして

「コレとコレ、いただけるかしら?」なんてやったら

日本人ってそういう感じなんだ。って間違った日本人像を

トルコ人店員さんたちに植え付けかねない。

そして、そういう形でお言葉に甘えるのは、あまり好きでない。

おじちゃんが

「はいっ、プレゼントだよ♪」

って、持参してくれる形なら、いくらでもいただくんだけど♡




そんなことより

万引き未遂というダッサイ結果になっちゃった少年A(推定15-16歳)

トルコの有名アパレルメーカー店のオーナーは

どのような判決を下すのか。

そこにとても興味津々の私。


少年が仮釈放され、外で待機してた

悪そうなヤツはだいたいトモダチィ~♪

な仲間たちの元へ行ったところを見計らって

コトの詳細をおじちゃんから聞き出す。


なんでも少年Aは、Tシャツを万引きしようとしたらしく

Tシャツについていた盗難防止タグ?を
(タグをつけたまま店の外に出るとアラームが鳴るやつ)

ブチッと、もぎ取ったらしい。

そして、店員さんに見つかり、お縄となったとな。

そのTシャツを実際に見せてもらったんだけど

タグを無理やり取ったので、もちろんTシャツには穴が。


え、これ結構大きい穴空いちゃってるけど

それを着ようと思ってたのかなぁ・・・?

お年頃の若者の考えるコトというのは

万国共通、理解不能であります。


穴が開いてしまっているので

もちろん商品としては並べられないため

結果、少年A様お買い上げ~。


も、現金の持ち合わせがなかったらしく

お店近くの郵便局でお金を受け取れるよう

パパン♡にお電話でおねだりしたそうな。

もちろん自分が万引きをしようとしたことなど告げず

テキトーな理由を言って、急いで送金してもらうよう

頼んだんだとか。

で、パパンの送金手続き?が終わるまで

しばらくの間、仮釈放~。ということ。


でも、ちゃんと見張ってなくて大丈夫なのかしら。

逃げちゃったら困るじゃん。と思ったら

ちゃーんとオトリとしてkimlik/キムリッキ(トルコ人の身分証明書)を

没収してるとのこと。


そして、今回は警察には言わないけど

キムリッキのコピーも取ったし

防犯カメラにバッチリ映像も声も残ってるし
(声まであることにビックリ!)

また同じことしたら、どうなるかわかってるね?

と、お灸を据えたそうだ。


仮釈放中の少年A

全く悪びれた様子もなく

仲間たちとキャッキャ戯れている。


しばらくして

パパン♡が送金してくれたお金を持って

悪そうなヤツは~♪ の仲間のひとりの女子をはべらかせ

再び店内にやってきた少年A。


支払と引き換えに

キムリッキを返却してもらい

もちろん穴の開いたTシャツもゲットwした彼は

鼻歌でも歌っちゃってるんじゃないかって様子で

ほらよっ!とでも言わんばかりの感じで

穴の開いたTシャツを彼女に投げ渡し

店を後にしたのでした。



でも、彼は知らない。


実は、仮釈放中に

店員さんが父親に電話を掛け

一連の出来事を報告していることを。


何も知らずに家に帰って

しばきまわされるがよくってよぉ~。オ~ッホッホッホォ~。



そこからおじちゃんとオチャに出掛ける。

おじ:「日本じゃ、あんなことないだろう?」

って、おじちゃんの中の日本人像はどんだけ善人なんだって話。

たぴ:「いやいや、日本もあるよ。あるあるあるある。
あんな感じの若者、日本にもたーくさんいるよ。」


「日本って、日本人って○○だって本当?」

っていう質問を、これでもかっ!ってほどされ

その内容のどれもこれもが極端過ぎる例で

回答する気にもなりませんでした。


おじちゃんとの2時間みっちりトルコ語レッスン?を終え

おうちに帰ったら、お友達から緊急ヘルプ要請があり

某カスタマーサービスに問い合わせ電話をすることに。

30分以上、質問&確認を繰り返し

最後の最後、今日1日トルコ語のしゃべり過ぎwで
(普段、どんだけ喋ってないんだって言う)

呂律が回らなくなるわ

相手が何言ってるんだか分からなくなるわ

「あ~、もうどうすればいいの!」と日本語で口走った私。w

何度となく

「え、分かりません。もう一度お願いします。」

と、聞き直したにも関わらず

最後まで、冷静沈着に対応してくれたカスタマーサービスの方に

感謝感謝です。


ただでさえ、ストレスが多いであろうカスタマーサービスのお仕事。

「は?喋れもしないのに電話してくんじゃねぇYo!おととい来やがれ!!」

てな対応がトルコスタンダードだと思ってたので ←失礼

感心致しました~。



任務完了して、ほっと一息していると

今度は他の友達から

ケータイ失くした!と連絡。

テンヤワンヤのあげく、無事見つかったとのことで

よかったよかった~。


にしても、ほんと

いろーんなことが勃発した1日でしたとさ。



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