ミミミミニビュス inイスタンブール<20> | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!

にゃんとかかんとか下山しまして

辺りはすっかり夜でございます。

 

数時間前に

やさしいやさしいかわいこちゃんとお別れした

バス停に着き、ハッと我に返る。

 

あれ?ウスキュダルに帰るバスって

ここで待ってればいいのかな?

 

日本で言ったら

行きと帰りってバス停は反対車線でしょ??

 

Σ( ̄ロ ̄lll)

 

・・・てゆうか、バスって何時まで走ってるんだろ。

わたし、帰りのバス情報、全く知らない・・・。

 

オォオオオオ マィイイイイイイイ ガッッッッッッッッ!!!!!

 

Σ( ̄ロ ̄lll)

 

ひとり異国の地で静かにパニック!

 

 

とっとっとりあえず!きっきっきくっきゃない!!

バス停にいた新かわいこちゃんに

鼻息フンフンで声掛け。

 

『ウッウッウスキュダル行きのバスって、こっこっここ(>д<;)?』

 

「ごめんなさい・・・何て??」

 

あまりのテンパリングにつき

英語すら通じなくなってしまった模様。

 

すると、新かわいこちゃんが

バス停に近づいて来たバスへ駆け寄る。

 

こっこっこれは!

俗にいう、ミニビュスってやつじゃないですか!!

 

例の外国人観光客にはハードルが高い乗り物です。

(決まったルートを走るがバス停がなく

降りたいタイミングで運転手さんに声掛けして降りる。)

 

新かわいこちゃん、ミニビュスに乗っちゃった!

慌てて私も着いていく!

 

あなたに置いて行かれたら

他にバスのこと聞く人いないのー!

見捨てないでぇー!!

 

私のあまりの必死さに、新かわいこちゃん

運転手さんに聞いてくれました。

 

「ウスキュダル停まる??」って。

 

運命の答えは・・・

Nooooooooooooooooooooooooooooooooo!

 

 

新かわいこちゃんが

ミニビュスに吸い込まれて行くのを見届け

ひとりバス停で立ちすくむ。

 

神様!仏様!アッラー様!どうか私を助けてください。

 

こんなとき、頭をよぎるのは

「困ったらすぐ、電話して!」 っていう、ギュナイの言葉。

 

電話・・・しちゃおうかな。

私、いま、困ったを通り過ぎて途方に暮れてるよ。

 

でもココ、アジアサイド。

 

トラムに乗って、船に乗って、バスに乗ってやってきた

ふぁーらうぇいなアジアサイド。

ギュナイさんがいる場所と、大陸が違うアルヨ・・・。

 

それに、全然寝ずに(夜遊びにつき)仕事行って

今日は疲労MAXだろうし・・・。

 

うん。

ここはひとりでがんばらなアカーン!

 

(`・ω・´)キリッ★

気合いだ気合いー!!!

 

と、ひとり自分を鼓舞していると

またもやミニビュスが!!

 

なんとでもなれーぃ!の勢いで乗り込み

『ウスキュダル?????』と大声で聞く。

 

すると、車内のみんなが優しい顔で頷いてくれた。

 

ヽ(TдT)ノ ミニビュス、怖くない・・・。

 

 

行きに乗ったバスとは全く違う乗り物かのごとく

猛スピードで走るミニビュス。

 

とりあえず、空いてる席に座ってみる。

ホッ・・・。

としたのも束の間、次なる問題発生!

 

これ・・・降りるとき、どうすりゃいいの?

『ここで降ろして!』とか

叫ばなきゃいけないのかしら??

 

さらに・・・お金って、いつ払えばいいの?

てゆうかいくら??

 

このまま行くと

無賃乗車できちゃいそうなんですけど。

 

でも、降りる瞬間に

「オマェ、運賃払えやコラァ!」って

キレられたらどーぴよー。怖。

 

あーあーあー

どーすりゃいいのかわかりましぇーん。

 

 

そんなときは、やっぱり聞くしかないんです。

隣りに座ったおばちゃんに、聞いてみる。

 

『ねぇ、ウスキュダル・・・停まる?』

 

そう言えば、ウスキュダル付近に着いたら

降り方教えてくれるだろう・・・という希望的観測。

 

続いて

 

『ねぇ、運賃・・・いくら?』

 

1.5TLだと教えてくれ

お財布をゴソゴソする私を見守ってくれる。

 

とりあえず手元に1.5TLを出しておいて

降りるときに運転手さんに渡そう・・・

 

と思ったら、おばちゃん、まさかの

 「それちょーだい♪」 ジェスチャー。

 

おそるおそる渡してみると

おもむろに前の席に座ってるひとに

1.5TLを渡すおばちゃん。

 

すると、前の席のひとが更に前の席のひとに・・・

何人かを介し、無事、運転手さんの元へ届いた1.5TL。

 

嗚呼

これで無賃乗車で怒鳴られずに済みそうだ。ホッ。

 

 

ウスキュダルに着くと

ちゃんとおばちゃんが教えてくれて

無事、下車することに成功★

 

一見ハードルが高くて怖そうなミニビュス。

でも、その中に乗っているひとびとは

私が出逢ったトルコ人と同じく

親切なひとたちだったのでした。

 

 


tapi旅

 

っと、余韻に浸ってる余裕などまったくなく・・・

 

はいっ!次!!船乗らなくちゃ!

 

タイミングよく船が来ていたので

意気揚々と乗ろうとしたら。ば。

 

「もう出発するから、次の船を待って!」

と乗船拒否!!

 

やだ!やだやだ!!絶対やだ!!!

一刻も早く

ヨーロッパサイドの旧市街に帰らせろー(・`□´・)

 

と、ダダをこねたところ・・・

 

「じゃあ、早く!走って!!」

と封鎖された入口を開けさせることに成功♪

 

 

夜の海風はまだまだ寒いこの季節。

でも、コーフン状態の私には、寒さなど関係なく。

終始甲板で夜景を眺めておりました。

 

 

tapi旅

 

ヨーロッパ大陸とアジア大陸を結ぶ、ボスポラス大橋。

夜はライトアップされるんだよ。

 

 


tapi旅

 

 

 

tapi旅

 

はっ!!!

色変わった(*゜∀゜*)♪

 

 


tapi旅

 

ガラタ塔~!近づいて来た~!!

 

 


tapi旅

 

はっ!!!

またまた、色変わった(*゜∀゜*)♪♪

 

 

 

tapi旅

 

エーミーノーニュー!

 

やった。やったよ。

ついに帰ってきたよ、ヨーロッパ大陸!!

 

あともう一息。

トラムに乗って、スルタンアフメットまで戻ります。

 

トラムを降り、ホテルに帰ろうとしたそのとき。

おなかが空いてることに気づいたのです。

 

時刻はもう21時過ぎ。

ここからお店を探す気力なんて

・・・あるわけもなく。

 

でも気づいちゃったの。

わたし、お腹が減っているの。

 

困ったときの、地歩き様様。

 

ここら辺で行きたかったお店・・・あったー!

ホテルのすぐ近くにある、ピデ(トルコ風ピザ)屋さん!

 

22時までやってるじゃーん。

ってことで、いそいそ行ってみると

お店の中はすっからかん。

 

お客さんひとりもいません。

が、わたし、もう、なにもこわくない・・・

 

目が合った店員さんに 『入っていい?』 と

自ら声掛け。

 

店員さん、ちょっとビックリした感じで 

「あ、はい、どうぞ・・・」 と店内に通してくれました。

 

 


tapi旅

 

トルコのピデ、美味しくってだいすき♪

 

わーいわーい♪

注文してから、生地を伸ばして焼いてくれます。

 

焼き立てホヤホヤ、うまーっしゅ!

 


tapi旅


せっかくだもの。

デザートだって頼んじゃうんだから!

 

閉店間際で

お目当てのデザートはすでに売り切れ。

 

しゃーなしで頼んだライスプディング

意外にも美味しかった♪


tapi旅

 

 

ピデもライスプディングも

とっても美味しかったんだけど

やっぱひとりだと、量が多い・・・。

 

なんか “残す=美味しくなかった” 

って意思表示っぽくて

とっても心苦しかったんだけど・・・

 

お会計頼みつつ

 『すっごく美味しかったけどお腹がいっぱいで!』 

と猛アピール。

 

表情も硬く口数少なかった店員さんが

帰り際、 「明日もまた来てね!」 って

ニッコリ笑ってくれました。

 

あー、ひとりでも勇気出してお店入って良かった♪

って思えた瞬間でした。

 

ミニビュス大冒険の巻、これにて終了。

 

明日はついに、イスタンブールとお別れです・・・。

 

 

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