海外って、外国ってとこ in南アフリカ | *tapi旅* おかわりトルコ!イスタンブール

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何度も「おかわり」したくなる国トルコ。
勢い余って移住し、ゆるく激しいイスタンブール暮らしを堪能。満腹帰国後も、つまみ食いトルコ活動継続中!


tapi旅



2000年の夏。


まだ日本からろくに出たことのなかった私が、南アフリカへ!


1ヶ月間、西へ東へ南へ北へ・・・


いろーんなところへ連れて行ってもらいました。



自分が育ってきた、生きてきた日本とはあまりにも違う世界に


ただただ目をまんまるくして。


でもこれが海外って、外国ってところなのかって違いを受け容れて。




道を歩くだけで襲われる危険があって


カメラをひとに向けるだけで命を狙われることだってあって。



まるで難民キャンプのように果てしなくテントが連なる黒人地区があって


地域自体が高い塀で覆われセキュリティ万全で、一歩足を踏み入れると大豪邸が並ぶ白人地区があって。



ほんの数メートル先に野生動物が群れを成す大自然に触れ


ケイタイ電話で呼び出される原住民に会い。




海外って、外国ってとこで、たくさんのことを経験し、感じて。


日本に帰国して空港からの帰り道、山手線に乗っていたら、東京に、日本に、強烈な違和感を感じて。




たった1ヶ月の間、海の外の世界に出ただけで


今までずっと当たり前だと思っていたことが、全く当たり前なことじゃないんだって感じるようになって。


東京で、日本で、安全で豊かで恵まれていて、何不自由なくノウノウと生きている自分に、日本人という人種に


どうしようもなく憤りを感じて。



かといって、何をどうしたらいいのかも分からなくて。


なんだかとっても苦しかったっけなー。




その後、自分自身の力で海の外へ出るようになって


できるだけいろんなところへ行って、現地の人に文化に触れてみたいって思うようになって。


アメリカ大陸、アフリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジア大陸、オーストラリア大陸・・・


気づけば南極以外すべての大陸に、自分の足で上陸してるんだって、今知った。わぉ。



いろんな国へ行けば行くほど、たくさんのひとに出逢えば出逢うほど、その土地の文化に触れれば触れるほど


やっぱり私のこの生活は“当たり前”じゃないんだって強く感じる。




ずっと東京にいて、ずっと日本にいると、やっぱり自分の生活が“当たり前”になってしまう。


自分のことばっかりになってしまう。



日常生活の何かにつけて、すぐに地球規模で考えてしまう、わたしのちょっとしたクセ。


今のわたしにとって重大な悩みも、地球のどこかで暮らしてるひとには贅沢極まりない幸せと映るかも知れない。


今のわたしにとって贅沢だと感じることも、地球のどこかで暮らしてるひとには心が乏しいと映るかも知れない。




当時、どんな国なのかもよく分からない南アフリカへ、二つ返事で行かせてくれた両親ってスゴイなって思う。


おかげさまで南アフリカで感じ取ったものはとても大きく、今のわたしの価値観に強い影響を与えてる。



何に対しても煮え切らない私の姿をみて


「せっかく南アフリカ行かせたのに・・・」って、当時はよく嫌味言われたけど.。


あの頃はただ、表現方法がわからなかっただけなんだよー。って言い返してやりたいw




私もすっかりおとなになって、12年前はただ苦しいって思ってなにも出来ないままだったけど




そろそろ何かを始める頃なのかな?って最近感じる。




今年は始めよう!今年こそ始めよう!!ねっ♪