むちゃくちゃ面倒くさい書き分けです。
旧ルールでは平仮名表記一択で、初期は漢字に間違えることはあれど非常に楽だったんですが、今度の改訂で三つに書き分けが必要になりました。
それでは、「善い」はまだいいとして、「良い」と「よい」の書き分けとはいかに。
用字用例辞典を見ると、「良い」の項目には意味として「良品」と記載してありました。見たとき衝撃でした。私は新旧対照表で「良い」が表記変更になっているのを見て、「運がよい」なんかも漢字表記になっているのだろうと思ったんですが、そうではなかったのです。用例を見ると、「品質が良い」は漢字表記で、「成績がよい」は平仮名表記という……。何という間違いを生じさせかねない書き分けでしょうか。恐ろし過ぎます。
そして、上で「「善い」はまだいいとして」と書きましたが、用字用例辞典では「善い」と書くのは「善行」の場合で、用例は「善い行い」「世の中のために善いことをする」という、「良い」と書いていてもあまり違和感を覚えない内容であります。
本当に「何でこれを書き分けるようにしてしまったんですかね……」と大いに愚痴を言いたいです。
なお、「いい」は前のルールどおり平仮名表記です。こちらも書き分けにならなくて心底よかったと思います。
★★7月14日追記★★
「良い」と「よい」を分ける意味が分からなかったので肝腎の書き分け方法を書かずにいたんですが、
コメントで情報いただきましたので追記いたします。
------------------以下、コメントより引用です
良質、良薬、良友、良縁のような熟語が思い浮かぶものを、
「良い」とし、判断に困ったら平仮名とのことです。
品質が良い(良質)
良い薬(良い薬)
良い友達(良友)
良い縁(良縁)
良質、良薬、良友、良縁のような熟語が思い浮かぶものを、
「良い」とし、判断に困ったら平仮名とのことです。
品質が良い(良質)
良い薬(良い薬)
良い友達(良友)
良い縁(良縁)
------------------引用終わり
これを用字用例辞典の「良い」の項の記載から読み取れた方はいらっしゃいますでしょうか……。
※「良い」の項の記載は、意味として「良品」、用例として「良い薬」「品質が良い」です。
私は到底無理です……。速記協会は解説書出してください……。
下々の速記協会員でない個人受託者は速記協会に直接問合せとかハードル高いのですよ……。
kotodama様、いつも本当にありがとうございました!!