「振る舞う」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

私は基本的に野球中継やニュースを除いてはテレビをそんなに見ないんですけど、食事のときなんかは旦那が録画している番組を見るのを一緒に見ていまして、その中で結構好きだったものに「博多華丸のもらい酒みなと旅」というテレビ東京の番組があります。

昔は博多華丸さんとテレ東の女性アナウンサーさんが全国の漁港を訪ねては地元の人のお宅を訪問してお酒をもらい、お返しに華丸さん側も持参したよその銘酒を振る舞って、地元の方は漁師さんで基本的にザルですのに複数のお宅をはしごするものですから結果的に泥酔していく華丸さん(時々アナウンサーさんも)の姿を楽しむという、これキー局で大丈夫なのかテレ東すごい(褒め言葉)という内容だったんですが、(※制作者は違うと言うかもしれません)今は主に若手の芸能人と華丸さんが東京近辺で日の高いうちから飲み歩く番組になってしまい、基本的に華丸さんの泥酔姿を楽しむ番組に変わりはないんですが、(※制作者は違うと言うかもしれません)昔のほうがおもしろかったなとちょっと残念に思っているところです。

 

まあそれはいいとして、この「振る舞う」は、平仮名で書かれていることも多いような気もするんですが、用字用例辞典では漢字表記になります。

そして、この「振る舞う」には「お酒を振る舞う」などの「人にごちそうする。もてなす」の意味のほかに、「動作・行動をする」という意味があり、(意味は全てデジタル大辞泉より)これも用字用例辞典では分けずに漢字表記になります。

 

例)今日は大盤振る舞いだなあ。

  身なりも振る舞いも美しい方だ。

 

私なんかは後者の「行動する」のほうは、「ごちそうする」とは別の言葉かと思っていたぐらいですが、むしろ漢字で書かれていることのほうが少ないような気もします。うっかり平仮名で書いてしまわないよう気をつけておきたいです。