私がこのブログを始めた理由 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

私がこのブログを始めたのは、以前何かの記事でちょっと書いたような気がしますが、完全に自分のためです。

 

私のしている在宅の仕事というのは自分のサボりたい心が最大の敵になるわけなんですけれども、それは単純に受けた仕事をやるのみでなく、よりクオリティーの高いものをできる限り早く納品するための準備及びスキルアップに対してのほうがより重大な問題となります。

というのが、受けた仕事を納品する分には、明確な納期がありますから、もうどんなにやる気が出なくてもやらざるを得ないんですけど、後者の準備及びスキルアップというのは何の制限もない、ただ自分がやるだけのものですから、あえてやる気を出さなければいけないからです。

 

準備及びスキルアップというのは、具体的には例えば間違いやすい表記のチェックをしたり、自分のつくっているエクセルの辞書をメンテしたりですが、これは地味に重要な作業です。

急ぎの仕事の最中に用字用例辞典を引くと、該当項目をさっと見るだけになってしまいがちです。しかしそうすると、例外用字を見落としてしまったり、あるいは、「とりたてて」のように別の項目になっているのを見落としたりしてしまいます。また、私は一度調べた言葉はエクセルファイルに転記して、次から用字用例辞典をめくらずにエクセルの入力ボックスに読みの一部を入れてリターンキーを押せば表記が表示されるようにしているんですが、その転記を間違ってしまうこともまれにあります。(これは次から表記を全て間違ってしまうので、本当に最悪です)

また、私の鶏並みの脳では1回用字用例辞典をさっと見ただけでは覚えられませんから、きちんと正しい表記を覚えるためには、繰り返し確認したり、ほかの言葉と関連づけたりすることが必要です。

 

というわけで、間違いをなくしできるだけ迅速に納品するために、暇なときにそういう作業をしておくべきなんですが、何しろ私はだらけたい心が人より大分強いものですから、何もないとつい日がな一日ごろごろぐだぐだして無為に時間を消費してしまうのです。やろうと思えば1週間は余裕で何もせずだらだら過ごすことができます。

そこで考えたのが、「ブログで第三者の目に触れるようにして自分にプレッシャーをかける」という方法です。平日のみ毎日更新ということにしていれば、年間200ぐらいは記事をアップをできるはずで、多少なりとも人様の目を感じれば、サボりたい気持ちも多少は抑制されるのではないかと思われます。

 

結果としてこのようにしたのは間違いではなくて、自分は関係ないのに盆正月等長期の更新休みを導入してやっぱり少しサボってはいますが、暇なときに記事を書きためておおむね平日毎日更新をすることができています。このブログを始めたのが2015年の終わりごろですから、これまでに500ぐらいの言葉の表記の確認ができたのではないかと思います。(数えていないですので概数です)

実際記事を書くためにきちんと調べて覚え間違い、辞書の記載ミスが発覚したことも多数ありますし、記事を書くことで覚えられた言葉や表記も幾つもあります。まだまだネタ(というか覚える必要があるもの)は山ほどありますし、これからもできる限り記事を更新して、少しでも間違いが減るようにしていきたいです。

そして、それが皆様の暇潰しの読み物にでもなれば幸いです。今後とも当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。