暑さも和らいで、いよいよ秋ですね。
秋といえばいろいろございますが、インドア派の私にとってはやはり食欲の秋であります。食べ過ぎてはいけないとわかっているのに、何とご飯のおいしいことか。別段おなかは減っていないのに、というかむしろおなかいっぱいなのに、なぜか甘いものに手が伸びるという、危険な別腹まで目を覚まします。
毎年毎年夏に落とした体重がこの時期からふえていき、しかも年をとるごとに代謝は落ちていますから、シーズンを越えるごとに蓄積する脂肪の量が年々増加しているわけであります。次の夏に落とすのは本気で一苦労であります。
そんな恐るべし嫁肥ゆる秋でございますが、表題の「肥」はその「肥える」ではなく、肥料の意味のほうであります。
「肥える」のほうに倣ってついつい「え」をつけてしまいたくなりますが、「え」は要りません。これは用字用例辞典のルールというわけではなく、辞書を見てもそうなっています。
例)ちょうど今の時期に施す肥料を、秋肥といいます。
作物も人間も、養分過多はいけません。私はことしの夏は、昨年の秋以降の体重増加でスーツが入らなくなり大変な目に遭いました。来年はこのようなことが起こらないよう、これからの季節節制したいと思います。(といいながら、毎年同じことを繰り返しています)