大分前に「遵守」の記事で、用字用例辞典の表記ルールでは「順」ではないことについて触れたと思います。
今日の表題の「遵法」も、辞書には「順」「遵」両方の文字で書くことができるように記載されていますが、用字用例辞典的には「遵守」と同じで基本的に「遵」と表記するルールとなっております。
基本的にというのは、つまりは「順」を用いる例外があるという意味で、用字用例辞典には「遵法」の例外表記として「順法闘争」と記載する場合が示されています。
例外表記する場合も意味は「遵法」と用いるときと全く変わらないので、「順法闘争」の場合は恐らく慣用的に「順法」が用いられているためにこうなったのではないかと思います。あくまで推測ですが。