先日の記事で、潮位をはかる事務所の名称はいろいろ面倒だということを記載しました。
さて、このブログの最初のころにちょっと書いた気がしますが、テープ起こしの仕事には基本的に間違いはきちんと指摘するということも業務に含まれますから、名称については必ず確認して書かなければなりません。
漢字と平仮名の表記が異なるということもありますが、「・」(ナカグロと呼びます)が入る入らないという問題もあるからです。これは統一的なルールがないので、非常に厄介です。
例を挙げてみましょう。
・国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所
これはもともと別々だった「港湾空港技術研究所」「海上技術安全研究所」「電子航法研究所」の三つの国立開発法人が一つに統合されて、「国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所」の中の「港湾空港技術研究所」ということでこうなってしまいました。
成り立ちを知るとちょっと理解できますが、それでもやはり前半のナカグロを飛ばしてしまいそうになります。あるいは後半を「港湾・空港」としてしまいそうになります。
また、これはナカグロとは関係ないですが、「海上・港湾・航空技術研究所」の部分を「海上・港湾・空港技術研究所」と書いてしまいそうで、別の意味でも危険です。
しかし、この例は基本会議の冒頭で出席者の紹介のときに使われるぐらいでしょうから、まだましです。次に挙げる例は本当に厄介です。
・国土交通省中国地方整備局広島港湾空港技術調査事務所
・国土交通省中国地方整備局広島港湾・空港整備事務所
この二つは異なる事務所ですが、非常に似た名前の上、「港湾」と「空港」の間に前者はナカグロなし、後者はナカグロありです。
しかも一つの会議の中で両方の名前が繰り返しあらわれることもありますから、本当に間違えます。毎回毎回必ず1回は間違えます。
私は、一度起こした時点で正しい名前を赤色の字に置換し、見直しのときに間違っているのが一目でわかるようにしていますが、そうでもしないと見直しのときに見落としてしまうと思います。
というか実際何度も見落とし、その結果この方法で落ちついたというのが正しいです。
本当に名前は危険です。皆様もどうかご注意を!