きのうの記事で「速効」の意味が「早い効き目」であるということを書きました。
これを見て「早い? 速いじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「早い」と「速い」は、意味によって使い分けが必要で、上記「早い効き目」は正解なんですね。
ではどのように使い分けるかといいますと、用字用例辞典によると、「速い」は「速度、速力の場合」とありますので、それ以外は「早い」ということになります。
例)科学の進歩が速過ぎて、ついていけない。
まだ1月なのに、もう夏の話をするなんて気が早いなあ。
両方とも頻出する表記ですし、意味も似ていますので、非常に変換ミスを見落としやすいです。注意が必要な言葉と思います。