……私はある時期までこれを「一同に会す」としていました。
「工程」「行程」と同じで漢字は一つ同じで発音も一緒ですが意味が違いますから、非常に恥ずかしい間違いです。
あるときふと「そういえばこれは間違いないよね、念のため調べてみよう」と思い立って用字用例辞典を開いたら間違いが発覚したという……。
思い込みは危険です。必ず用字用例辞典を引くことが必要です。
ちなみにこの「念のため調べてみよう」というのは、上記のように単語についてだけでなく、固有名詞についても非常に重要です。耳に聞こえる音をそのまま表記していると、結構間違いが生じます。
「医療、介護」を例に挙げますと、医療と介護という言葉が続けて使われる場合、通常は「医療、介護」と表記することが多いですが、名称ですと「地域医療介護総合確保基金」のように「医療介護」と読点なしで続けるものもありますし、「地域医療・介護総合確保推進法」のようにナカグロが入る場合もあります。
ちょっとタイトルから脱線してしまいましたが、時間がかかろうが必ず何か信頼できるソースのものを確認する、これが本当に大事です。
間違いがあるが早いよりも、多少遅くても丁寧にというのが、信頼を得るためには必要です。