これは前の記事の「過ぎ
」とは違って、意味は一つです。
辞書には、「一定の基準や限度を越えてむやみに使うこと」(デジタル大辞泉)とあり、その表記としてタイトルの二つが併記されておりますが、用字用例辞典では使い分けが必要なものとなっております。
それではどういう場合に使い分けるのかといいますと、用字用例辞典には、注記として、「権利、権限の場合は「濫用」」とあります。
つまり、例を挙げてみますと、
(例)薬物を乱用するとどうなるか、きちんと知っておいたほうがいい。
民法では、権利の濫用は許さないと定められている。
ということです。シンプルな使い分けですね。
ちなみに、会議の内容にもよるとは思いますが、これまで私がやった仕事の中では、「濫用」のほうが出現頻度は高かったです。