「眼鏡」 or 「めがね」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これも、「加減 」同様に何を使い分ける必要があるのかと思った方がおられるかと思います。
「眼鏡」というと、普通は視力の矯正などに使う道具が思い浮かぶと思います。
実際それで正解です。

では「めがね」のほうは何でしょうか?

(例)彼のおめがねにかなった。

そう、物の善悪・可否を見きわめる能力や、目ききの意味で使います。
このほか、「めがね違い」(人物などのよしあしの判断を誤ること)、「めがねが狂う」(物や人物を見て評価を誤る)などで使います。(※この部分の意味は、両方ともデジタル大辞泉より)

ただし、

(例)これまであの人を色眼鏡で見ていた。

は、何か判断や評価につながることなので「めがね」のような気もしてきますが、そうではありません。

また、「メガネ」と片仮名で書くのは間違いですので、これまでそういう習慣のあった方はそこも注意が必要ですね。