使用頻度の高い同音の表記が幾つもあると、非常に厄介です。なぜかというと、ついうっかり見落としてしまうからです。
これはそういうパターンのものです。
意味はそれぞれおわかりでしょうからここでは割愛しまして、例を挙げてみましょう。
(例)その部屋からは、鼻を刺すような悪臭が漂ってきていた。
名指しされたので、対応した。
雲の切れ間から光が差してきた。
いただいた花を花器に挿した。
これらは、漢字変換でまず悩むことはないでしょう。
ただ、私がこれまで認識違いをしていたものも幾つかありまして、その例をさらに挙げてみます。
(例)傘を差さないと、びしょぬれになるよ。
これは、平仮名かと思っておりました。漢字なんですね。
また、「さす」は基本漢字なんですが、平仮名で書く例外があります。
(例)間違いのないように、指さし確認した。
これは、通常、指は「指す」なんですが、そのまま書くと「指指す」になってしまうので、平仮名表記となったものと思われます。
ちなみに、私は最近まで「指差す」と思っておりました。確認は大事ですね。