これは、たくさん出てくる、かつ非常に難しい部分があって最初にとても悩んだものです。
ざっくり言うと、「言葉として発する」意味が強い場合は「言う」で、そうでないものが「いう」になります。
(例)私はきのうそう言った。
セールスマンが、昼といわず夜といわず訪問してくる。
こう書くとシンプルでわかりやすいようにも聞こえるんですが、
微妙な部分があります。
(例)逆に言うと、そうしたほうがいい。
どちらかというと右のほうがいい。
このあたりは、最初ほんとうに使い分ける意味がわかりませんでした。
後者の「その意味からいうと」は、「言葉として発する」というよりも「解説の意味合いが強い」ということで平仮名表記ということなのです。
と書いた上の文章にも「という」が複数ありますが、そちらに近い意味合いであるということです。
そのほか、
(例)誰が何と言ってもそれは間違っていない。
やはり何といっても、子供は国の宝ですから。
というあたりも微妙です。
このあたりは、始めて2年はたっぷり悩んでいました。今はようやく何となくわかるようになりましたが、やっぱり難しいです。