「で、幾ら稼げるの?」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

これもよく聞かれます。

そしてそれを聞いてくる方は、「平日のあいた時間に二、三時間やって月に3から5万円ぐらい稼げれば」

というイメージを持っていらっしゃるようです。が、これも激しく間違っています。


まず幾ら稼げるかについてですが、「これは人や時期によって異なる」という答えになります。


なぜかというと、人によって契約の単価、こなせる仕事の量も異なるからです。

契約の単価は、その人の納入物のクオリティーや処理の速さなどで決まります。

また、できる仕事の量は処理速度と仕事に割ける時間によって当然異なりますから、

仕事量×単価である稼ぎも、人によって大分異なってきます。


さらに言うと、コンスタントに仕事が入ってくるわけではなく、繁忙期と閑散期があるので、

時期によっては全く休日がとれない、むしろ休憩時間をひねり出すのも大変というときがあるし、

逆にほとんど仕事のないときもあります。

「平日のあいた時間に二、三時間」というのでは、繁忙期はもちろん無理ですし、

閑散期のゆったりした締め切りでさえも守れません。

最も暇な時期の働き方としては、1日6から8時間程度×数日働いて締め切りに間に合うように納品し、

次の仕事が入るまで数日何もなくのんびりするという感じです。


始めて数年の私で、月収は3万円から十数万円の幅があるような状態です。

最初の年なんかは、半年で30万円でした。

というわけで、世間で思われているよりも稼げないというのが実情です。