第6回 セッション参加 | タップダンスとジャズピアノ! 

タップダンスとジャズピアノ! 

ジャズピアノをやっています。
(実は、タップダンスは少しお休みをしています。)

最近は、何とかジャズのセッションに参加しています。周りの方と比べると毎回落ち込むばかりですが、音を出すことの楽しさを少しずつ感じながら頑張っています。

少し間が空いてしまったが、GWにいつもの錦糸町のセッションに参加してきた。

 

久しぶりだったのは、仕事が忙しくなったことと他にもやりたいことが増えてしまったことだ。でも、基本はジャズ。この日は、気持ちのいい天気の中、スカイツリーを右手に見ながらお店に到着した。

 

GWなのでもしかしたらいっぱいかなと思いきや、最初は満員ではなかった。ただ時間が経過すると共にどんどんお客さんが入ってきて、なんとピアニストは6人。全員で結局、1617人くらいのお客さんが入っていた。

 

ジャズってテーマを弾いた後、全員でアドリブを回すのでおそらく1曲は10分以上演奏していると思う。そうすると6人もいると1時間に1回も回ってこない。結局、この日は2曲だけの演奏になった。

 

1曲目の「イパネマ」は、まあまあかな。家で練習している時とだいたい同じことが出来たが、想像していた程イケてはなかった。こんなもんかな。

 

Just  friends」も家で十分練習してきた曲だったが、しょっぱい演奏になった。テンポが少し遅かったこともあったが、何となくだらっとしてしまりがなく、10分が長く感じてしまった。ミスタッチを怖がりビビっている。演奏する方がそんなに感じるのであれば、聴いている人はもっと長く感じたに違いない。まだまだ道のりは長い。

 

1年前からセッションに参加するようになってかなり耳は鍛えられてきた。この日も6人中3人がプロ級に上手かった。おそらくジャズをあまり聴いたことがない人だったらプロと間違えるはずだ。そのくらい上手かった。ただ、最近はプロとアマの違いも少なからず分かるようになってきた。アマでも上手い人はたくさんいるが、アマの場合、全体の音のバランスが取れてない人が多い。どうしても弾きすぎている。自分が上手いのだからしょうがないと思う。それに、これも上手すぎるからだと思うが、音のボリュームが全て同じで、しかも大きい。なので、2曲くらいは聴いていてもすごいなと思うが、それ以上はあまり聴きたいという気が起きない。上手い人は技術的にはプロとあまり大差はないが、どれだけ音を抑えるかがプロと認められるかの違いだと思う。

 

この3人の中にプロが1人いた。(多分ですけど!)

30代の女性。抑えるところは抑えていたが、音は大きかった。ガンガン弾いている音が半端なく大きい。先ほどは、音が大きいのがアマと言ってしまったが、彼女の音はその大きさのレベルを超えるくらい特徴的に大きい。

 

そんな人達と演奏していると、以前は恐縮しまくって居心地が悪かったが、最近はそうでもなくなった。彼らとの技術的な違いがありすぎるので、おそらく僕の演奏では相手にならないと言うか、彼らのすごい演奏を聴いていても今の僕にはあまり参考にならない。すご過ぎて比較にならないということが分かってきた。

 

 

そして最後の曲。決まって最後は、参加者全員でFのブルースを演奏する。全員参加なのでピアニストは曲の途中で入れ替わり演奏する。僕の順番は、その女性プロピアニストの次になった。彼女の次なのでスタンバイしようとピアノの近くまで行って彼女の後ろから演奏を聴いていた。

 

彼女のテクニックは凄い。指を鍵盤に叩きつけるような迫力の演奏は後ろで観ていると久しぶりにワクワクした。彼女の凄い演奏を観ていても、差がありすぎるので僕の気持ちは萎縮しなかった。

 

 

そして自分の番になった。ここはひとつ彼女の真似をして鍵盤を思い切り叩いて演奏してみようとガンガン弾いてみた。うりゃーって感じ。音を出した瞬間、おや!なんかいい、と思った。

 

気持ちが前に乗って来て音で自分を表現したいという気持ちが強くなっている。マイナーコードなのにわざとメジャーコードの音も入れてみた。おおっ!イケテル。半年ほど前に別のセッションで自分の人生最高の演奏が出来たと感じた時があったが、間違いなくこの時のブルースの方が、いい音を出せている。演奏した時の何だか突き抜けるような感覚があった。もう、ミスタッチをビビる気持ちを忘れてる。ミスタッチは確実にしているのにだ。

 

 

こんな時、マイルス・デイビスならこう言うのだろう。

 

So what?

 

 

最後の曲で自分を出し切った感があり、店を出てしみじみ思った。

 

「いや~、突き指しなくてよかったぜ!」