宗禅寺教室・個展搬入・毘沙門 | 面打 能面師 新井達矢の制作日記

面打 能面師 新井達矢の制作日記

日本の面に向かう日々

制作中の毘沙門。
胡粉下地を塗り、これから研ぐ段階です。

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先日個展会場に搬入、展示作業をしてきました。
面の数は集めに集めて総数38面、中途半端な仏像4体です。

会場では若いスタッフさんが作業を進めて下さいましたが、勝手知ったる美大出のお二人なので安心してお任せしましたら、いつもと違って何だか楽しげなコーナーができました。
自主的な展示会では骨が折れる作業も、手伝って頂き楽をしました。。。

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中所宜夫師所蔵の唐織、芝田裕之氏の舞台写真、長年私の写真を撮り続けて下さっている山口宏子氏の仕事風景写真も展示、三宅流監督の映画「面打」までループ上映される予定なのでなかなか濃い盛りだくさんな空間になりそうです。

会場での公開制作は今月29日(日)に決まりました。
さて、何をしようか・・・・




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こちらは地元羽村市の宗禅寺さんで5月から担当させて頂いている木彫教室の様子。
面打組とお地蔵さん組に分かれて制作。
本日はお彼岸のためかお休みが多かったですが普段は10名の生徒さんが通われ、和気あいあいと木に向かわれています。

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こちらは宮大工さん父子の作品、初めての面打ちですが刃物使いは慣れたものでドンドン形になってきました。
他の生徒さんもそれぞれの思いを込めながら作品を生み出されていますので、改めてご紹介できればと思っております。