「消費税は弱い者いじめだ!」

といわれることがある。でも、消費税の制度設計によっては「消費税は金持ちいじめだ!」にすることもできる。消費税をぜいたく税化するようなものです。その方法はいたって簡単で、①消費税率と、②非課税消費額をちょこっといじればできます。

「非課税消費税額って何?」と思った方は、2008/10/18の記事を見てください。

消費税をぜいたく税化するためには、消費税率と非課税消費額を(例えば)以下のように設定すればよい。

① 消費税率 50%
② 非課税消費額 500万円/年
そして、250万円(500万円 × 50%, STC)を消費者に還付する。

これでなぜ消費税がぜいたく税になるかというと、

(例1) Aさん(年収500万円)が年収を全額消費すると、250万円を消費税として買い物時に支払う。しかし、Aさんは消費税の還付金250万円を受け取るので、実質的な消費税の支払額は0円となる。

(例2) Bさん(年収5000万円)が3000万円消費すると、1500万円を消費税として買い物時に支払う。消費税の還付金250万円を受け取り、実質的な消費税の支払額は1250万円(= 1500万円 - 250万円)となる。

①と②をちょっといじっただけで、急に消費税がお金持ちに厳しい税になりました。所得の低い人は消費税をまったく払わなくていいし(収入以上の消費をしないと仮定)、所得の高い人でも500万円/年以下で、つつましく暮らせば消費税を払わなくてよい。逆に、派手な暮らしをするとすさまじい消費税を払うこととなる。

工夫次第で消費税を庶民に優しく、金持ちに厳しい税にすることができるのです。