いつも通りの〜ぶらりBOOKOFFに寄る〜で見つけた本、いつも小説の文庫ばっか見てるから、たまには違う本棚をとダラダラ見ていたら目に入って来ました。
タイトル負けして買ってしまう自分の「メタル好き」がなんか知らないけどニヤッとしちゃいますねw
ネットでの紹介は↓
熱狂的なファンを生む一方、その音楽性やスタイルゆえに世間から疎まれがちなヘヴィメタル。
しかし様々な研究によって、このサウンドが持つ効能やファンの特性が明らかになった結果、世界中の科学者からポジティブな評価を得るに至っています。
「ヘヴィメタル」その特徴を本誌解釈で端的に表すと「天才が好み、天才を育む音楽」であるということ。良識的な人々が眉をひそめるヘヴィメタルには、認知機能や知的好奇心、ストレス耐性の向上など、知育に欠かせない数々の効果が認められるのです。
脳科学・心理学的な縦横無尽のアプローチを重ねた末の考察はヘヴィメタルが果たすであろう社会的役割にも到達します。
「モーツァルトよりメタリカを聴け!」
※長いので勝手に要約
とまぁ、こんな感じ
サブタイトルには「天才は残酷な音楽を好む」とか紹介にも「天才を育む音楽」なんて書いてありますが、メタル=天才という内容はぼぼないですw
脳科学者らしきアプローチや専門用語、各国の音楽やメタルという括りでの研究結果なども多数紹介・引用されており、ちゃんとした本ではあると思いますが・・・
結局のところ
・小さい頃から地味で周りと馴染めなかった著者がメタルと出会い、さらに周りからは浮いた存在になったけど、メタルを聞いているとなんだかそれでいいと思えた
・流行りの曲を聞いて周りに合わせている陽キャな奴らよりメタルというマニアックな音楽を好む奴らの様な少数派の方が、結局のところ個性も論理的な思考力も強く、仲間同士の結束も強い
・これからの民主主義の゙崩壊が想定される世界で地に足をつけて生きて行けるのは、そんなメタル好きな奴らではないだろうか?
そんな内容に思えました。
確かに周りに合わせてれば幸せな人達、皆がそうだから自分もそうすると安心する人達、ただ言われたからやっている人達といった・・・
いわゆる「思考停止」みたいな表現をされる方々が今現在のコロナ禍で色々と浮彫になっている様に思いますが・・・
別にメタルに限らず、周りに何を言われようが「オレはこれが好きだ」ってプライドを持って言える人は素敵だと思いますし、自分もそうでありたいので・・・
今回メタルが題材だったので、滅多に読まないこういった本を読みましたが、色々と再確認出来て面白かったですね
高校生の時にウォークマン聞いてたら、隣の女子に「何聞いてんの〜?」って「ガンズ」って答えた時に何とも言えない反応をされたな〜とか
でもね、だからといって当時流行りの小室ファミリーとかアユを聞こうなんて思わなかったですよw
そこに魂を売ってまで女の子にモテたいとかないし、元々イケてない陰キャなので、ハナからそんな事は諦めていた節はありますけど・・・
その後もひたすらメタリカ・メガデス・PANTERAとメタルの歩みを進みていくわけですが、20年以上経って「あぁ、オレはやっぱり間違っていなかった」と思えました
あと、漫画で「デトロイト・メタルシティ」ってあるんですが、こちらはメタル対オシャレの構図をギャグにしている漫画ですが(だいぶ屈折してますけどねw)、なんか本書と似通った部分があるんで、合わせて読んでみると面白いかもしれませんねw