太平洋の遥かむこう。
さてさて、
去年の今頃、
太平洋の
遥かむこう
アメリカ西海岸
サンフランシスコの
フィッシャーマンズ・ワーフでは
名物である
湯気の昇る
熱々のクラムチャウダーを

大勢の観光客達が
一斉に
口をとがらせて
冷ます吐息によって
うねりが起きて、
小さな波となって
今年の夏には
ハワイに届いた。
丁度そのころ、
アラスカから
遊びに来ていた
気まぐれな
ザトウクジラが
常夏の太陽が
あまりに
嬉しくて
海面から
大きくジャンプした

その
水しぶきも手伝って
さらに、
ひとまわり
大きくなった波が
ようやく
今年の冬に
遠く遠く離れた
この海岸へと
海を渡って
うちよせて
いるのかもしれない。
そんな空想に
ひとり浸りながら
僕は
目を細め
朝日が
顔を出しはじめた
波の音だけが響く
水平線の向こうを
しばらく、
眺めていたんんだ。
ねぇ、
海の中から
ゆっくりと昇る
太陽を
見たことが
あるかい。

去年の今頃、
太平洋の
遥かむこう
アメリカ西海岸
サンフランシスコの
フィッシャーマンズ・ワーフでは
名物である
湯気の昇る
熱々のクラムチャウダーを

大勢の観光客達が
一斉に
口をとがらせて
冷ます吐息によって
うねりが起きて、
小さな波となって
今年の夏には
ハワイに届いた。
丁度そのころ、
アラスカから
遊びに来ていた
気まぐれな
ザトウクジラが
常夏の太陽が
あまりに
嬉しくて
海面から
大きくジャンプした

その
水しぶきも手伝って
さらに、
ひとまわり
大きくなった波が
ようやく
今年の冬に
遠く遠く離れた
この海岸へと
海を渡って
うちよせて
いるのかもしれない。
そんな空想に
ひとり浸りながら
僕は
目を細め
朝日が
顔を出しはじめた
波の音だけが響く
水平線の向こうを
しばらく、
眺めていたんんだ。
ねぇ、
海の中から
ゆっくりと昇る
太陽を
見たことが
あるかい。
