入谷朝顔市に行ってまいりました

朝顔市としては日本最大級で、東京の夏の風物詩となっています。2024年は7月6日、7日、8日の3か日開催。去年はコロナ禍あけの久しぶりの開催のため大賑わいだったようで、2日目と3日目は売り切れ続出だったとのこと。そこで初日に行くことにしました

 

場所は東京メトロ入谷駅もしくはJR山手線鶯谷駅から徒歩5分。「恐れ入谷の鬼子母神」で知られる入谷鬼子母神こと真源寺さんと、その周辺の言問通りで開催

朝顔なので昼には花が萎んでしまいますから、早朝5時から開催されます。何かの用事を終えた後で訪れてもいいですが、せっかくの朝顔なんで朝一番で行こうと思い立ちまして、朝6時に現地着。もうかなりのお客さんがいらっしゃって賑わってましたね

 

こちらが入谷鬼子母神(真源寺)

 

◯入谷鬼子母神(真源寺)

・宗派:法華宗

・御本尊:三宝尊

・住所:台東区入谷1-12-16

 

江戸時代に日融上人が開山した法華宗本門流の寺院。「恐れ入谷の鬼子母神」は大田南畝の狂歌と言われています。なんと言っても朝顔市で有名で、当地で盛んだった朝顔栽培を人々に見せるために、当寺院の敷地内で栽培農家が披露したことがその起源だそうです。浅草のほおずき市と並んで江戸の風物ですね

 

お寺の境内にはこんなふうに行燈仕立ての鉢が並んでいます

 

日朝聖人像

 

下谷七福神の札所でもあります。福禄寿さん

ちなみに御朱印もこの時期限定のものがいただけるようですが、私はパスしました

 

寺の外の言問通り沿いには露店が並び、たくさんの朝顔が売られています。1鉢2500円。ずっと2000円だったので値上がりしたようですね

一番人気は四色大輪という4色の朝顔が楽しめるというものだそうです

 

蕾が多くて、茎が太くて健康で、葉が小さいものが良いらしいですが、私はお店の人に選んでいただきました

写真右の渋い燕脂色が「団十郎」という品種。歌舞伎役者の市川団十郎の衣装の色から名付けられたようです。これが非常に人気があるとのこと。種を取るのも難しいらしいです

 

朝顔は短日性植物なので、朝に花が開いて昼に閉じたらもうその花は終了。なるべく早く摘み取って、他の蕾に栄養を行き渡らせることが重要みたいです

8月いっぱいくらいまで毎日花を咲かせるようなので、楽しみです