用事があって東京の蒲田に行きましたので、少し足を伸ばして羽田空港方面へ。京浜急行空港線の穴守稲荷駅近くの穴守稲荷神社へ参拝しました
駅を降りるとすぐ大きな鳥居。左右は商店街になっています
東京23区の中でもここ大田区は、私にとって全く馴染みがない区の一つでして、羽田空港以外で立ち寄った記憶がないのですが、実際訪れてみると東京の下町然とした雰囲気でした。駅から5分ほど歩くと表参道
◯穴守稲荷神社
・御祭神:豊受姫命
・住所:大田区羽田5-2-7
「風浪が作りし穴の害より田畑を守り給う稲荷大神」という意味から「穴守」と称しているとのこと。羽田空港に最も近い神社であり、航空安全や旅行安全の神社として知られていますし、御祭神は豊受姫命ですので、五穀豊穣などのご利益もあります。
そして、この神社、競走馬「イナリワン」の名前の由来となったと言われています。まあ、このblogをご覧いただいている方の99%はご存知ないでしょうが、平成のはじめに「オグリキャップ」「スーパークリーク」「イナリワン」という3強で競馬界が盛り上がった時期があったのです。「オグリキャップ」はご存知の方も多いかもしれません。岐阜・笠松出身で当時は日本ダービー出走できず、岡部幸雄騎手を背にした有馬記念で快勝し、マイルCSはバンブーメモリーにハナ差で制し、連投で臨んだジャパンカップはホーリックスと同タイムの2分22秒2。その後全く勝てなくなり、引退戦の有馬記念で武豊騎手で快勝した芦毛の怪物。年末の中山競馬場の「オグリコール」は、「◯◯コール」の発祥とも言われます。
いや、「オグリキャップ」ではない、「イナリワン」でした。彼も地方競馬である大井競馬場出身で、馬体重は444kg程度の軽量でした。大井の怪物として中央に殴り込みをかけましたが、「オグリキャップ」と同時代であったことは大変運がなく、しかし中央競馬で3勝。その3勝は、天皇賞・春、宝塚記念、有馬記念と全てG1レースでした。柴田政人騎手のお手馬で、人気薄でこそ力を発揮するという馬でした。私は、この「イナリワン」という馬が大好きでして、今回、名付け元である穴守稲荷神社に参拝できたのは大変良かったと思っています
表参道を進み三の鳥居(?)をくぐると、右手には神楽殿
左手には水琴窟がありました
この狐さんに水をかけると音が聞こえるようになっています
脇には井戸があり、水を汲んでいる方がおられました
そして見事な松
この長さは、京都の善峯寺を思い出してしまいます
手水舎
竹の筒の中に白いプラスチックチューブが入ってまして、そこから水が出ます
こちら拝殿・幣殿・本殿
向かって右手に千本鳥居があります
その千本鳥居の横に、必勝稲荷、開運稲荷など複数の稲荷社があります
千本鳥居を奥に進みますと、奥之宮
そして、この上が稲荷山という山になってます
頂上は、稲荷上乃社
そして御嶽神社
鳥居前の石にひざまづいて参拝します
階段を下ると御神穴という場所がありました
ここで御神砂をいただけるようです
社務所
今回は手書きで御朱印をいただけそうなので、頂戴いたしました
達筆ですね。ありがとうございました